〈朝鮮大学校創立60周年・世代を超え活躍する人々 4〉茨城初中高教育会会長・李忠烈さん
2016年06月11日 09:55 主要ニュース 民族教育闘いの痕跡を忘れてはならない
昨年末に東京朝高ラグビー部が初めて「花園」の地を踏んだのは記憶に新しい。朝大ラグビー部も昨年大学リーグ2部に再昇格。学業に励むかたわらスポーツや文化芸術などクラブ活動に熱心に取り組む時間もまた、朝大生たちにとって「朝大ライフに欠かせない思い出」の一つだ。
クラブ活動を通じた在学当時の人間関係が今の自分を支えていると話すのは、歴史地理学部33期卒業生の李忠烈さん。47歳。
09年、茨城県青商会主幹のもとで行われた「ウリ民族フォーラム2009 in 茨城 Never give up~大切な笑顔のために~」のときには、茨城青商会会長を務め、現在は茨城初中高の教育会会長。朝大卒業後、まさに茨城地域の同胞社会活性化のため体を張って頑張ってきた。
「幼い頃から歴史が好きだった。特に、在日朝鮮人の存在について考えながら、なぜ植民地になったのか、祖国はなぜ分断されたのかなど、自身のルーツを歴史的に知りたいと思っていた。それで当時の歴史地理学部に入学した」