車を走らせ業者を回り、丹精込めてつくられた糸を一つひとつ組み合わせていく。そして出来上がるオリジナルな生地は、衣服をつくるうえで一番の要だ。愛知県一宮は、世界でも指折りの毛織物産地といわれ、その質の高さに国内外を問わず多数の高級アパレルが買い付けにくるほど。プロがひしめくその地で経験を積むデザイナー4年目、金才仙さん。25歳。
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