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いびつな米軍基地問題

2015年12月09日 09:44 春・夏・秋・冬

沖縄県の米軍普天間基地を同県名護市辺野古へ移設させる問題がこじれにこじれ、異例の法廷闘争に発展している。国は、前知事による辺野古の埋め立て承認を取り消したのは違法だとして、翁長知事を訴えた。その代執行訴訟の第1回口頭弁論が2日開かれた春夏秋冬

▼法廷闘争の始まりから、両者の思惑の食い違いが鮮明となった。翁長知事は陳述で「この裁判で問われているのは、承認取り消しの是非だけではない」としながら「沖縄県にのみ負担を強いる今の日米安保体制は正常といえるのか」と訴えた。一方国側は、「法律論を論議すべきで、沖縄の基地のありようを論議すべきでない」と、承認取り消しの違法性に争点を絞り込んでいきたい意思を明らかにした

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