朝鮮新報70周年祝賀宴/日本の出席者らからエール
2015年11月09日 16:18 主要ニュース「共に闘うかけがえのない友」
多角的な視点、新報の存在大きい
朝鮮新報創刊70周年の祝賀宴には、多くの日本の文化人、言論人らが招かれた。会場には生涯、朝鮮問題と格闘し、日朝の国交正常化の実現を強く願い続けた元岩波書店社長・雑誌「世界」元編集長の安江良介さんの夫人とも子さんが駆けつけた。とも子さんは「戦後の激動のなか、在日のみなさんが、立派に新聞を守り通してきたことに大きな敬意を表したい」と述べた。そのうえで、明治以降の極端な日本の欧米一辺倒のジャーナリズムの流れのなかで、朝鮮への偏向報道は、近年、拍車がかかっていると指摘しながら、「そうした時代に在日のみなさんの目となり、耳となって、朝鮮問題に多角的な視点を提供しつづけるのはのますます重要になっている」と期待を寄せた。