東京朝鮮歌舞団創立50周年記念公演「同胞に愛されつないできた私たちの道」
2015年11月17日 10:51 主要ニュース 文化・歴史笑い、涙、感動

公演のオープニングを飾った歌と舞踊「朝鮮の山河を見物しよう」
往年のスターなど60人が出演
同胞たちの身近なところでいつも朝鮮の歌や踊りを届け続けてきた東京朝鮮歌舞団の創立50記念公演「同胞に愛されつないできた私たちの道」(主催=同実行委員会)が、13日、東京・北区の北とぴあで行われ、約1000人で会場が埋め尽くされた。公演には日本各地で活躍する東海・京都・大阪・兵庫・福岡朝鮮歌舞団の現役メンバーと大勢の元団員、東京文芸同舞踊部、東京・足立の舞踊サークル、チャンゴサークルも応援に駆けつけた。
総聯結成から10年後の1965年3月23日、東京朝鮮文宣団(歌舞団の前身)は結成された。草創期の団員である文月仙さん(68)は、「総聯の活動が勢いづいていたあの時代、朝鮮学校があちこちで新築され、初級部しかなかった学校に中級部が併設され、各地に総聯分会事務所が設けられた。女性同盟では識字教育に力を注ぎ、母国語使用運動やチマ・チョゴリ着用運動などが盛んに繰り広げられた」と振り返る。
当時、歌舞団は同胞たちが集まる場所ならどこへでも駆けつけ、語りに歌や踊りを交えて同胞たちを愛国運動へと奮い立たせていた。帰国運動、時局講演会、朝鮮映画の上映会、祖国統一のための大阪―東京間徒歩行進…。運動の先頭にはいつも歌舞団の姿があった。