一丸となって祝った、朝鮮労働党創建70周年
2015年10月17日 23:22 主要ニュース 共和国人民に贈る、史上最大級の祝賀イベント
【平壌発=金淑美】朝鮮労働党の70回目の誕生日を祝う、国を挙げての一大祝賀行事は、70年間、良い時代も厳しい時代も、変わらず党と共に歩んできた人民らへ贈る、史上最大級のプレゼントとなった。朝鮮人民軍閲兵式および平壌市民パレードや青年たちによるトーチマーチ(10日)、大同江水上ステージでの大公演(11日)など、華やかな一連の行事は終始熱気にあふれ、人々の表情には歓喜の笑顔、涙があふれていた。
人民へ熱い感謝
10月10日が前日に迫った9日、党創建70周年を祝う数々の看板や電飾ですっかり身支度を終えた平壌は、夕方からまれに見る激しい雷雨に見舞われた。しかし行事開催を案じる声はなく、人々は確信に満ちていた。迎えた10日午後、期待に違わず雲は晴れ、青空が広がった。
大群衆で埋め尽くされた金日成広場が静寂に包まれる中、金正恩第1書記の演説が響き渡った。
「常に党と運命をともにしてくれた愛する全人民に、党創立70周年を迎えて、朝鮮労働党を代表して腰をかがめて熱い感謝のあいさつを送ります」
「不敗の党、朝鮮労働党のまわりに一心団結した、偉大なる朝鮮人民、万歳!」
若き指導者による、人民一人ひとりに向けた熱い感謝の言葉に、人民は万雷の拍手と大歓声で応えた。
抗日武装闘争時代に遡る朝鮮労働党創建の端緒からひもとき、70年の歴史をたどった朝鮮人民軍閲兵式。「平壌精神、平壌速度」「青年強国」「併進路線」「経済強国、文明国」などのスローガンをあしらった、色とりどりの大型模型が並んだ平壌市民パレード。
隊列から一点に第1書記を見上げ、「万歳!」を叫びながら行進する人々に、第1書記はバルコニーから手を振りながら答礼した。
指導者と人民たちが心を通わせるその光景はまさに、人民の中に深く根差し、大衆と渾然一体となった朝鮮労働党の姿そのものだった。