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「近くて遠い国」/いま振り返る朝・日関係史(1)

2015年09月04日 10:00 主要ニュース

敗戦70年が過ぎても日本は過去の侵略と植民地支配の罪を清算していない。米サンフランシスコで連合諸国と講和条約を締結した後、アジアの国々と二国間交渉を行ったが、隣国である朝鮮民主主義人民共和国は除外され、いまだ国交も結ばれていない。その間、日本は朝鮮に対する敵視政策をとり、国内においては在日朝鮮人が差別と弾圧の対象となった。「近くて遠い国」といわれる朝・日の不正常な関係がどのように形成され、なぜ続いてきたのか。その歴史を振り返る。

 自主理念に基づく善隣外交の提案

 南日外相声明/「半被占領国」に示されたもう一つの選択肢

日本の敗戦、朝鮮の解放から10年。平壌から善隣外交に関する最初のメッセージが発せられた。

 冷戦の枠を超えたメッセージ

1955年2月25日に発表された南日外相声明で、朝鮮政府は「日本政府と貿易文化関係、およびその他の朝・日関係の樹立、発展に関する問題を具体的に討議する用意」があると表明した。

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