〈第1書記の活動 6月〉モデル基準に全国の農場を一新
2015年07月10日 14:56 主要ニュース 朝鮮半島食糧問題で決定的な転換を
朝鮮では干ばつが続き、今年の農業に及ぼす影響が心配されている。このような中、金正恩第1書記は6月、全国の農場のモデルとして生まれ変わった将泉野菜専門協同農場をはじめ、農業部門に対する現地指導に力を入れた。
一つの都市さながらに
平壌市郊外にある将泉野菜専門協同農場は、このたび、「社会主義農村文化建設のモデル、基準」(朝鮮中央通信)に変貌した。朝鮮の農村のモデルとして知られている農場としては他にも、黄海北道・瑞興郡にあるポマン協同農場などがある。
将泉野菜専門協同農場は、昨年6月にも第1書記の現地指導を受けた。第1書記は当時、同農場を温室野菜生産のモデルケース、全国のモデル農場に整えることに関する課題を提示した。
同農場はその後、1年足らずの間に数十ヘクタールの野菜温室を新たに建設し、野菜生産を増やすための土台を築いた。さらには、文化会館、科学技術普及室、将泉院(ヘルスセンター)、住宅とともに、バレーボールコート、プール、ローラースケート場、養魚場を備えた公園と遊園地も新たに建設し、一つの都市さながらに装いを新たにした。
第1書記は特に、住宅が立派に建設されたと指摘し、農場員の生活水準が上がったことが何よりもうれしいと述べた。また、全ての住宅に太陽熱温水器と太陽電池を設置してメタンガスの供給システムを確立して再生可能エネルギーを積極的に利用できるようになったことを高く評価した。
第1書記は、将泉野菜専門協同農場が野菜の肥培管理と生産でも全国の手本にならなければならないと指示した。そのうえで、野菜生産の科学化、集約化の水準をさらに高める事業、先進科学技術を積極的に取り入れ、優良品種、多収穫品種の野菜を広く栽培する事業、農場員の実務水準を上げる事業をはじめ、農場の管理運営と経営をしっかり行うための課題を提示した。