歴史抹消に抗う
2015年05月08日 09:17 春・夏・秋・冬朝鮮人強制連行の跡地が世界文化遺産に登録されようとしている。「軍艦島」と呼ばれる端島(長崎市)や八幡製鉄所(北九州市)など8県23施設について、ユネスコの諮問機関は世界遺産への「登録が適当」と判定した。7つの施設で強制連行、強制労働が確認されている事実は伏せられた
▼かつて海底炭鉱で栄えた「軍艦島」を含む高島炭鉱は、朝鮮人、中国人の死傷病率の高さが際立っていた。重労働に給料ピンハネ、リンチ、栄養不足など生還者の証言が多く残されている。「地獄島」の世界遺産登録は、「日帝の過去の犯罪史を示す血の痕跡を絹の風呂敷で覆う」(12年10月27日付朝鮮中央通信論評)歴史抹消の暴挙だ