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〈合同軍事演習〉日本人士が声明発表

2015年03月05日 15:34 主要ニュース

南朝鮮にて米軍との「キー・リゾルブ」、「フォール・イーグル」合同軍事演習の強行に関連し、日本人士が声明を発表した。全文は次の通り。

朝鮮の自主的平和統一支持日本委員会・日森文尋議長

米韓合同の侵略軍事演習は絶対に容認できない

今年8月、朝鮮半島は解放と分断70年を迎える。第2次世界大戦の終結とともに朝鮮人民は祖国の解放を成し遂げたが、それと同時にもたらされた分断の責任はすべて米国にある。米国は、ソ連に分割統治を主張し、南に一方的に軍政を敷き、自治組織を暴力的に破壊し、南だけの単独選挙を強行し、朝鮮全土の資本主義化を狙って朝鮮戦争を起こした。

3月2日に開始された米韓合同軍事演習は、そうした米国の本性をあらわにしている。「キー・リゾルブ」演習と「フォール・イーグル」演習では、昨年も核戦略爆撃機が爆弾投下訓練を行い、韓国・浦項では沖縄米軍のオスプレイも参加して、上陸作戦を実施している。一体どこに核爆弾を投下しようとしているのか、どこに上陸しようとしているのか、一目瞭然である。平壌に爆弾を落とし、元山に上陸しようとする侵略戦争の予行演習に他ならない。こんな不当で危険極まりない軍事演習はただちに中止すべきである。

米軍とともに侵略演習を展開している韓国軍の指揮権は、いまなお在韓米軍司令官の手にあり、朴槿恵大統領には何の権限もない。その朴大統領は3月1日の独立運動記念日に、朝鮮に対し「核が自身を守るという期待から抜け出し、平和と体制の保証を受けられる開放と変化の道を歩むべきだ」と主張している。これは米国の朝鮮に対する強要をオウム返しに言っているにすぎない。独立運動記念日にもかかわらず、韓国が米国に従属していて独立・自主ではないことを自らが認めたに等しい発言である。

そして、その暴言は、先に核攻撃という脅威を及ぼしているのが実は米韓側であることを示している。朴大統領の暴言は軍事演習と軌を一にした朝鮮に対する脅しであり、核侵略戦争を強行するとの前触れと言っても過言ではない。

朝鮮半島の平和と自主統一を願う私たちは、米韓両国がただちに軍事演習を中止し、関係改善のへの条件と環境を整え、朝鮮が繰り返し呼び掛けている対話に真摯に臨むよう強く要求する。

(朝鮮新報)

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