「恥知らずな歴史わい曲行為」/朝鮮中央通信
2015年01月14日 13:38 朝鮮半島「慰安婦」関連記述などの削除受け
日本の文部科学省が高校の教科書から「従軍慰安婦」と「強制連行」が含まれる記述を削除することを認めた問題に関して、朝鮮中央通信は13日、「日本の恥知らずなさまを表す歴史わい曲行為」と題した記事を配信した。記事は、「この恥知らずな歴史わい曲行為は性奴隷被害者たちと女性たちを冒涜するものであり、日本軍性奴隷問題解決を願う国際社会に対する全面的な挑戦である」と非難した。
【解説】今回、記述が削除されたのは、高校の公民教科書を発行する教科書会社・数研出版の「現代社会」2冊と「政治・経済」1冊の計3冊の計4カ所。文科省はいずれも昨年11月20日に訂正申請を受け付け、同12月11日に認めた。今春から使用される教科書に反映される。今月9日にわかった。
文科省は昨年1月、小中学校の社会科、高校の地理歴史と公民の検定基準を改定し、近現代史で通説的な見解がない場合はそのことを明示することや、政府見解を取り上げることなどを明記した。