悪質な「従北」叩き

11月19日にソウルで開かれたトークコンサートに出演した女性らが、南の公安当局と保守・極右団体、メディアから一斉に袋叩きにあっている。北で見聞きし体験したことを話しただけで、「北のスパイ」とみなされる異常事態だ

▼コンサートには、過去6回訪朝した在米同胞のシン・ウンミさんや、平壌産院で出産した経験のある元民主労働党副広報のファン・ソンさんらが出演。訪朝経験や統一情勢について語った。これについてＴＶ朝鮮は、「ソウルのど真ん中で従北コンサート」と悪意を込めて報じた。他のメディアが追従し、保守陣営から非難の大合唱が起こると、警察が捜査を開始した。計画的な政治弾圧だ