〈第1書記の活動 11月〉映画分野のテコ入れ指示

国際空港建設の指導は3回目

朝鮮4.26アニメーション映画撮影所を現地指導する金正恩第1書記（朝鮮中央通信）

経済・人民生活の分野では、7月に続いて平壌国際空港の建設現場を現地指導（1日）したのに続き、精誠製薬総合工場（8日）、中央育苗場（11日）、軍関係の工場を現地指導した。ほかに、信川博物館（25日）や4.26アニメーション映画撮影所（27日）を訪れた。軍事部門では部隊視察や訓練指導以外に、朝鮮人民軍大隊長、大隊政治指導員大会で演説（3、4日）を行ったことが目を引いた。

工事の不出来を叱責

今回の平壌国際空港建設現場に対する現地指導を伝えた朝鮮中央通信の報道によると、空港第２ターミナルを見て回った第1書記は工事について「ダメ出し」を行った。前回の現地指導の際に、「世界的な趨勢と他国の良いものを取り入れながらも主体性、民族性が活きるように仕上げる」という課題を与えたが、そのようにできていないというものだ。具体的には、「チェックインロビーや待合ロビーをはじめ内部の形成で偏向が現れた」こと、「商業施設と施設物がターミナルの空間と調和をなすように配置されていない」ことなど。第1書記は、このように施工すればどこかの国のターミナルのコピーになりかねないと指摘した。