〈蹴球七日~同胞サッカー選手の足跡 6〉ザスパクサツ群馬・黄誠秀選手
2014年05月31日 14:17 スポーツ 主要ニュース心強いハードワーカー
闘志あふれるハードワークで存在感を放っているJ2・ザスパクサツ群馬の黄誠秀選手(26)。昨季、現チームに移籍すると、ディフェンスラインや中盤の様々なポジションをこなすユーティリティープレーヤー(複数のポジションをこなせる選手)として活躍。チームのスターティングメンバーに名を連ねる黄選手の献身性に、チームは厚い信頼を寄せている。
ザスパクサツ群馬の秋葉忠宏監督は黄選手について賛辞を惜しまない。
「アプローチが早いし、体の芯が強いから五分五分の競り合いでもボールを奪いきることができる。故障者が続出した時期もあったが、ユーティリティーな彼のおかげでメンバーのやりくりができた。本当に心強い存在だ」
黄選手は今季のリーグ戦15試合中14試合に出場(5月30日現在)。チーム3位の出場時間は期待の大きさと比例している。現在はチームの中で守備的な役割を果たしているものの、大学までは主にゴールに近い攻撃的なポジションでプレーしていた。
西東京朝鮮第1初中級学校、東京朝鮮中高級学校とサッカーを続け、足元の技術とシュートセンスは同年で頭ひとつ抜けていた。