公式アカウント

漁獲量を昨年の3倍を目標に/朝鮮・水産省インタビュー

2014年02月14日 13:06 共和国

今年に入り水産部門では、人民軍水産部門の成果に習い、水産物増産のための事業を積極的に展開している。金正恩第1書記が水産部門を現地指導したこともあり、人々の関心が高い。水産省のリャン・チボク局長(54)に今年の目標と展望について聞いた。

-今年、水産部門の成果が期待されている。 

水産部門では、豊漁の旋風を巻き起こした朝鮮人民軍8月25日水産事業所の関係者が発揮した気概を積極的に見習うよう奨励している。

とくに今年は、水産物と魚類をはじめとする生産計画が昨年より増加した。

省では、昨年の3倍以上の漁獲目標を立て、事業計画をしっかりと組み、豊漁の実現を目指している。

-現在どのような事業を進めているのか。  

東海岸のすべての水産事業所で、冬季の漁獲実績を上げることに優先的に取り組んでいる。

すでに昨年12月末からタラ漁とカニ漁が始まり、漁獲物が続々と該当機関に送られている。

すべての漁船に魚群探知機と衛星情報による海水温度伝送システムを取りつけ、漁具を一新し、漁船あたりの漁獲量を増やすよう取り組んでいる。

網、鉄網、各種刺網をはじめとする漁具資材も確保している。

西海岸のすべての水産事業所では、冬季の漁船修理を行い、漁船の出漁日数を増やすと共に、科学的な漁獲方法を積極的に取り入れ、生産性を高める事業が進められている。

西海岸の水産事業所では、初出漁を3月に行い、6月にイカナゴ、秋にイワシなどの漁に専念する。

東海岸では、春にイワシ、夏にタコ、秋にイワシ、冬にハタハタなどの漁に力を入れる。

遠洋漁業では、昨年の2.2倍を目標にしている。

-養殖事業も注目されている。 

今年度に海辺の養殖を大々的に広げるために咸鏡北道、咸鏡南道、江原道の水産管理局の傘下事業所にわかめの養殖技術を導入する。

黄海南道康翎郡の釜浦海辺養殖事業所では、養殖環境管理のコンピュータ化を実現し、昆布、ワカメ、海苔などの安定した生産の土台を強化する。

すでにある養殖場と養殖施設に対する指導を行い、ナマコ、アサリ、カキなどの生産システムを向上させる。

各養魚場で循環生産システムの確立も進める。

われわれは豊漁と増産をもって人々の食生活向上に貢献する決意だ。

【平壌支局】

Facebook にシェア
LINEで送る