〈新成人祝う〉奈良／温かさの中で踏み出す一歩

20歳を迎える奈良県の同胞青年たちを祝う集い（主催＝総聯本部）が12日、天理市内のホテルで行われた。

今年の主人公は、奈良朝鮮初中級学校を卒業した6人。朝・日親善新春講演会、祝賀宴と共に行われた集いには、新成人5人と父母や親族、県内外の同胞、関係者、日本市民ら90人が参加した。海外留学中の新成人がおり全員集合とはならなったものの、彼らは温かい祝福を受けながら、新たな一歩を踏み出した。

温かい祝福を受けた新成人たち

式では新成人を代表して、裵理暎さんが決意を述べた。裵さんは、これまで物心両面で支えてくれた周囲の人々への感謝を強調した。とくに奈良初中在学中、クラスに男子がひとりだったため時折寂しい思いをしながらも、先輩、後輩、教員や保護者たちに支えられてきたと話した。そして、「その恩に報いる立派な人間になりたい」と力強く話した。