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「60万回のトライ」、山形で上映会/2014年春、日本と南朝鮮で公開予定

2013年10月15日 16:02 主要ニュース 民族教育
上映会であいさつする朴思柔監督

上映会であいさつする朴思柔監督

3年間の密着取材を経て完成した大阪朝鮮高級学校ラグビー部の活躍を追ったドキュメンタリー映画「60万回のトライ」の初となる上映会が12日、山形県・山形まなび館で行われた。会場には、東北地方の同胞や日本市民など、当初予定していた定員を上回る約40人の人々が訪れた。上映会後には、ソウル出身の朴思柔監督(コマプレス)や製作に携わった人々があいさつを行った。

 朝高生たちの姿に涙

「60万回のトライ」製作委員会では、作品を初披露する場として、世界有数のドキュメンタリー映画祭、山形国際ドキュメンタリー映画祭と釜山国際映画祭での正式上映を目指していた。両映画祭ともに公式プログラムでの上映は実現しなかったが、山形映画祭事務局の配慮により、今回、山形市内の会場での1回限りの自主上映が実現した。

2010年から始まった取材で撮影されたテープの総時間はおよそ500時間。多くの人々の支援を受けながら4ヶ月もの編集期間を経て、朴監督が描く思いが106分の映画に凝縮されていった。また、日本だけでなく世界へも発信していこうと、同映画には日本語と英語の字幕が付けられた。

映画は、2010年冬、大阪朝高史上初となる「花園」での4強に輝いた場面から始まる。1994年に朝鮮高級学校に「全国大会」の門戸が開かれてから17年目の出来事であった。

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