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第13回朝鮮大学校同窓会「奨励賞」受賞式/月刊「統一評論」崔錫龍編集長が受賞

2013年06月20日 10:39 主要ニュース 民族教育

「祖国統一の夢を叶えるまで」

朝大同窓会奨励賞授賞式で関係者らと共に(前列中央が崔氏)

朝大同窓会奨励賞授賞式で関係者らと共に(前列中央が崔氏)

第13回朝鮮大学校同窓会「奨励賞」受賞式が15日、朝鮮大学校(東京・小平市)記念館で行われ、康成銀・朝大副学長、白陽来・朝大同窓会会長、同窓会役員および教職員、学生など240人余りが参加した。

今回受賞したのは、月刊「統一評論」の崔錫龍編集長。崔氏は、1968年3月に師範教育学部文学科を卒業した後、東京朝鮮第1初中級学校教員、朝青東京の専従活動を経て、1978年から統一評論社の記者として働き、1985年から「統一評論」編集長、2002年からは社長として、企画・編集・営業・普及を一手に担い、今日まで35年間まい進してきた。

「統一評論」は、1960年に南朝鮮で起きた4.19人民蜂起の一周年を記念して、祖国統一を一日も早く実現しようと願う在日同胞の思いを込めて翌61年創刊された。76年に総合雑誌化された以降、民族権利をはじめ在日朝鮮人運動に関連する諸問題を多方面で取り上げ、朝鮮の文化と歴史、文学をも扱い、同胞や幅広い日本の人々にも愛読されている。

崔氏は、2006年「祖国統一賞」を受賞し、2002年には朝鮮問題専門の在米ウェブサイト「民族通信」の第1回「民族言論賞」にも輝いた。

受賞者のスピーチで崔氏は、40年前の学生時代を振り返りながら、「民族の願いである祖国統一を成し遂げるために働く基礎が朝大で磨かれた」と述べ、「1960年代、北南そして日本の同胞大学生たちの統一気運は高かった。『統一評論』は、その時代に同胞有志たちによって創刊された。他の雑誌とは違い、『祖国統一が実現されたら廃刊する』ことを目標に、『一日でも早い廃刊』を望んで創刊された。それから52年、いまだ祖国統一は実現されてないが、この夢を実現させるためにいかなる困難が行く手を阻んでも、努力を続け、願いを叶えなくてはならない。奨励賞受賞を機に、これからも仕事に励んでいきたい」と決意を語った。

(朝鮮新報)

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