〈平壌第一中学校同窓生たちが望郷の思い語る〉元気なうちにもう一度、平壌へ
2013年06月13日 15:32 文化・歴史 主要ニュース未清算の戦後処理急ぐべき
日本の統治下時代、エリートの日本人学生(1割が朝鮮人学生)が通ったといわれる平壌第一中学校。その同窓会が日本に引き揚げた後、1951年からほぼ毎年続けられ、会報「■(■=サンズイに貝)江」(年一回)※の発行も今年で44号を数える。当初は1千500人を越えた同窓生も60数年を経て、現在は500人程に減り、常時連絡を取り合えるのは350人を切ったという。同窓生たちの共通の思いは「平壌は心の故郷」。7日、東京・新小岩の事務所で刷り上った「■江」の発送作業に携わった事務局5人の方々に、平壌への望郷の思いを聞いた。メンバーは、藤澤俊雄さん、藤瀬公規さん、大澤昭夫さん(82歳、43年、同中入学)、佐藤知也さん(81歳、44年、同中入学)、藤川大生さん(79歳、船橋小在6年)。佐藤と藤川さんは今秋の平壌への墓参を予定しているという。
平壌の思い出は話しても話しても語りつくせない。昼食を含めて6時間があっという間に過ぎ去っていった。みなさんからは「思いっきり話させてもらってありがとう」との言葉を頂いた。