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愛知・名東地域青商会が結成、子どもたちのために始動

2013年06月03日 16:17 主要ニュース 暮らし・活動

117個目の地域組織

愛知・名東地域青商会が2日、結成された。これで愛知県下8地域に6つの地域青商会が網羅され、全15地域の過半数に青商会が整備された。全国的には117個目の地域組織誕生。青商会中央によると、名東青商会が今期最後の結成だった。

愛知・名東地域青商会が結成されたことにより、県下では全15地域の過半数に青商会が整備された。

名東朝鮮会館で行われた結成総会には、青商会中央、愛知県青商会、近隣の地方青商会(岐阜、三重)、総聯愛知県本部、総聯名東支部の役員と老若男女の地域同胞ら約80人が参加し、新たな門出を盛大に祝った。

結成準備委員会事業報告を準備委員会の金弘基委員長(40)が行った。金委員長は名東地域について、1世同胞たちが学校と組織を中心に団結してきた地域であり、現在も総聯支部と分会、商工会、女性同盟、朝青が活発で、県下初の高齢者福祉施設もある、老若男女の同胞が和気あいあいと暮らす地域だと指摘。そのなかで青商会をつくるのは、名東の愛族愛国運動と同胞社会、後代と朝鮮学校の未来に向けた切迫した要求であったと述べた。金委員長は、昨年11月に有志たちが食事会を催し、これをきっかけに結成準備委員会を4月に組織し、名簿整理、宣伝活動、役員選出などを総聯支部と県青商会のサポートにより推進してきたと語った。今後については、名簿にある同胞青年を探し連携の幅を広げ、若手が参与しやすい活動にしたいと述べ、常任幹事会を毎月運営し、連絡網を作り情報共有体系を構築していきたいと語った。これにより、子どもたちの未来のための活動、とりわけ朝鮮学校を支援し、民族性を感じられる場を設け、会員家族同士の交流会に朝鮮学校の保護者とともに日本学校に子どもを送る同胞青年まで幅広く網羅していきたいと強調した。

愛知県青商会の趙賢幹事長が日本各地の青商会などから送られてきた祝電を紹介し、総聯支部の李陽委員長が金弘基初代会長をはじめとする初代役員を発表した。

閉会のあいさつを行った文光喜委員長は、名東青商会の結成について、愛族愛国の伝統ある名東地域の宿願が果たされ、県下の過半数に青商会ができたと指摘し、代を継いで団結し、名東地域を牽引する先駆者としてがんばってもらいたいと激励した。

金弘基初代会長が決意表明をし、「子どもたちのためにがんばりたい」と強調した。

結成総会後、宴会があった。参加者たちは名東地域商工会の李栄基会長(63)による音頭で祝杯をあげた。女性同盟支部から名東青商会に花束が贈呈され、名東青商会からは子どもたちにプレゼントが手渡された。各世代、各団体の同胞による祝辞、名東青商会メンバーの夫人紹介、東海朝鮮歌舞団の祝賀公演などがあった。この日、女性同盟支部により振舞われた手作りの朝鮮料理が大好評だった。名東青商会副会長が提供し、女性同盟支部が料理した肉料理も人気を博した。

名東青商会には、愛知朝鮮第2初級学校(当時)出身の青年が多く網羅されている。朝青名東支部の活動に精を出してきた青年、朝高サッカー部が全盛期だった頃にスター選手だった青年、すでに総聯分会長を務める青年などもいる。彼らが結婚後も引っ越すことなくファミリーで地元に住み続けたことで、近年、若いオモニたちによるオリニサークルが活発化した。以前は朝青活動後に結婚式などでしか集まってこなかった同胞青年たちの心情に、「みんなで力を合わせて子どもたちのためにがんばろう」という気持ちが生まれ、青商会結成を後押しした。

結成総会の日、地域同胞たちは青商会組織の結成を自分のことのように喜んでいた。とくに、世代別組織の空白が埋まり、愛族愛国運動の代が継がれると、安堵の表情を浮かべていた。

(李東浩)

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