東京青商会チャリティーゴルフ/15回目、732人参加
2013年03月22日 14:23 主要ニュース制服贈り学校支援
東京青商会が主催する第15回東京青商会チャリティーゴルフコンペ「ピカピカカップ2013」が20日、栃木県のゴルフ場4カ所で行われた。
同コンペは、東京青商会が最も力を入れている年間行事の一つで、都内の朝鮮学校の初級部と幼稚班に入学、入園する児童と園児に制服をプレゼントするために催される。保護者の負担を少しでも軽減させるための行事として、広く周知されている。
第15回を迎えた今回のコンペには、青商会中央の洪萬基会長をはじめとする中央、地方の青商会会員、関東地方を中心とした同胞と日本市民ら732人が参加。昨年に続き、参加者記録を更新した。とくに、「高校無償化」や補助金停止問題など、日本各地の朝鮮学校を取り巻く情勢がいつになく厳しい中、朝鮮学校支援の気運をいっそう高める大切なきっかけになった。
プレー後に行われた表彰式では、東京青商会の高哲相会長があいさつをした。高会長は、繁栄する同胞社会と子どもたちの未来のために、今後も活動したいと話した。
総聯東京都本部の黄明委員長は祝辞で、民族教育への協力に謝意を表し、今後も民族教育を共に固守発展させていこうと訴えた。
祝杯の音頭をとった東京都商工会の朴忠佑会長は、所属や立場を超え、みんなが共にスポーツを楽しむ今日のような交流会を通じ、子どもたちをみんなで育てていこうと語った。
来賓として紹介された東京青年会議所の役員は、「東京で活動する同じ青年経済人として、今後も(東京青商会と)一緒に活動していきたい」と語った。金剛保険東京支社長のほか、サントリーホールディングス役員らのあいさつがあり、大会開催に尽力した東京コカ・コーラボトリング役員の紹介もあった。
実行委員会の鄭仁洙委員長(東京青商会副会長、江戸川地域青商会会長)は経過報告で、この日のチャリティー収入の一部が、障がいを持つ子どもの親の組織である「ムジゲ会」への支援金、都内の朝鮮学校と学齢前オリニサークルへの支援金、ピカピカカップの積立金などに充てられると説明した。
制服はすでに、各地域青商会が都内の朝鮮学校を回り、伝達式を行った。コンペではその様子を収めた映像も流れた。
表彰式の会場では、東京朝鮮歌舞団による公演があり、朝・日友好を文化芸術により表現した。また、朝青東京管下の朝青員たちが一日中、スタッフとして運営に携わり、イベントの成功を陰で支えた。
(李東浩)