米ニュージャージー州の郡当局が直接建立/日本軍「慰安婦」記念碑
2013年03月12日 10:03 主要ニュース 朝鮮半島米国ニュージャージー州に日本軍「慰安婦」の記念碑が新たに建立された。「国際婦人デー」である8日、米国連邦議会の下院議員らおよそ100人の参加の下、除幕式が行われた。
記念碑はニュージャージー州バーゲン郡当局が建立したもの。米国の地方当局が記念碑を建立するのは今回が初めてだ。碑は同郡庁舎近くの裁判所前に設置された。
式典でバーゲン郡のキャスリーン・ドノバン知事は、昨年10月に南朝鮮・ソウル郊外にある「ナヌムの家」を訪問して元「慰安婦」の被害女性たちに会った際、「自分たちの話を米国市民らに伝えてもよい」との快諾を受けたと経緯を説明した。
2007年に米下院が採択した「慰安婦」決議の共同提案者の一人で地元選出のビル・パスクレル下院議員(民主党)は、「『慰安婦』の苦難を思い起こすことで、全世界の人権を守ろうという決意がますます強くなるだろう」と述べた。
米国にはニュージャージー州パリセイズパーク市をはじめとする3カ所に、在米同胞団体や南朝鮮の地方自治体が建立した日本軍「慰安婦」の碑があり、これで4つ目となる。
2009年にパリセイズパーク市の記念碑建立を主導した市民参加センターのキム・ドンソク常任理事は「今回建てられた記念碑は、どんなに歳月が経とうと世代を継いで日本の反人倫的犯罪を伝える里程標となるだろう」と述べた。
(朝鮮新報)