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停戦協定白紙化

2013年03月08日 16:11 春・夏・秋・冬

春夏秋冬朝鮮が「停戦協定の完全白紙化」を宣言した。米国の敵対行動によって協定が形骸化して久しい。朝鮮は交戦相手の戦争威嚇に対する自衛的措置として強硬策を打ち出した。

▼協定第2条は朝鮮半島における敵対行為の中止、外部からの兵力、作戦機、装甲車両などの搬入禁止を定めている。1日から始まった「キー・リゾルブ」、「フオールイーグル」演習が協定違反であることは明白だ。米国はこのような演習を60年代末から続けてきた。朝鮮に対する核攻撃を想定した作戦計画を実戦の雰囲気の中で検証してきた。

▼元来、戦闘行為を中断させる停戦協定は過渡的な措置に過ぎなかった。朝鮮半島からすべての外国軍を撤去させ恒久的な平和を実現するために3ヶ月以内に政治レベルの協商を行うと協定に明記されている。米国は「協定破り」で南朝鮮に居座り、「定例演習」の名目で事実上の戦争状態を作り出してきた。

▼交戦双方が停戦を認めなければ、武力行使を統制するシステムは機能しない。米国は今回の演習に核弾頭を積載する空母打撃群を投入した。太平洋を渡って他国を威嚇する露骨な戦争挑発行為は不測の事態を引き起こしかねない。

▼停戦協定が60年間にわたり存在すべき理由などない。そして、朝鮮半島の戦争状態にピリオドを打つのに、戦闘以外の方法を選択することは双方の「合意事項」であった。朝鮮の「白紙化」宣言は、米国に決断を迫っている。(永)

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