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2MBの罪

2013年02月25日 10:59 春・夏・秋・冬

思考容量が少ない比喩として「2MB」と呼ばれた大統領の任期が終わった。北南関係においては文字通り「失われた5年間」だった。春夏秋冬

▼対決強硬路線が失敗だったことは誰の目にも明らかだ。しかし「2MB」は退任演説で北南関係について「外から見るのとは違って内部では大きな変化があった」と自画自賛した。この発言は「外の人々」が認める肯定的変化がなかったと公言するに等しいが、大統領は得意顔で原稿を読み上げた。「2MB」の資質の低さは最後まで変わらなかった。

▼朝鮮の3次核実験についても、とんちんかんな弁明を行った。青瓦台スポークスマンを通じて「北の核実験は、われわれの対北政策とは何ら関係ない」「李明博政権は、北に対して6.15、10.4宣言の履行のためならば、いつでも会えるといい続けてきた」と主張した。厚顔無恥とは、まさにこのことだ。

▼「いま一度いいたい。いつ、どこでも北と対話する用意がある」。退任10日前に無意味なメッセージをだす。哲学も見識もなく、失政続きだった「2MB」らしい最後の茶番だ。

▼大統領退任後は、不幸な末路を辿るというのがもっぱらの見方だ。親族、側近の不正が相次ぎ、本人にも金銭スキャンダルがある。何よりも統一を目指す民衆の審判を避けられないだろう。北南関係を破壊した「民族反逆罪」に時効はない。今日、スタートする南の新政権が何よりも肝に銘じるべきことだ。(永)

 

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