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同胞社会の好敵手

2012年10月24日 14:11 春・夏・秋・冬

総聯分会代表者大会2012の参加者たちが印象深かったと口をそろえたのは、40代の青商会メンバーの討論だった。東京・江戸川支部の康勝恩さんが全国ナンバー1の分会を作ると宣言すると、大阪・東成支部の李昶林さんは、自らの分会が「必ず勝つ」と挑戦状を叩きつけた

春夏秋冬▼どの社会にも競争があり、好敵手の存在は欠かせない。朝鮮では社会主義競争と呼ばれる独特の競争が行われている。有名なのは、平壌と新義州の化粧品工場間の競争や全国モデルとなっている5つの農場間の競争。互いがしのぎを削りながら、熾烈に展開している。この競争の共通点は、他者を蹴落とすのではなく、国家建設のために互いに切磋琢磨して行われているということ。国家発展の大きな原動力となっている

▼同胞社会の発展においても、好敵手の存在は好ましい。挑戦状を突きつけられた康勝恩さんは後日、自身のブログで、負けないと宣言。お互い刺激し合いながら分会を盛り上げていこうと呼びかけ、討論での自らの言葉に責任を持って早速分会作りに励んでいく決意を綴っている

▼年配の大会参加者たちは「若い世代の手法でアプローチしようとする姿勢が好ましかった」などと述べていた。しかし、決して傍観者ではなく、「負けていられない」と自らを奮い立たせていた。新しいスタイルの分会創造という目標を掲げ、3年後の大会に向けた運動が始まった。(進)

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