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10.4宣言発表5周年

2012年10月04日 09:59 春・夏・秋・冬

10.4宣言発表から5年。この間、10.4を記念する民族共同行事は一度も開かれなかった。言うまでもなく、李明博政権が6.15と10.4の両宣言を反故にし、北南関係を破綻に追い込んだためだ。10.4に際する行事は今年も分散開催となった春夏秋冬

▼6.15日本地域委員会メンバーをはじめ多くの在日同胞の参加のもと東京で行われた記念大会(1日)で、発言者たちは李政権の執権5年間を総括。統一と繁栄のためには6.15と10.4を支持し履行する政権を南側に誕生させなければならない-これが5年間に全同胞が得た「血の教訓」だと大会基調報告は強調した

▼南の民衆も北南関係を破綻させた李政権に不満を抱いている。ソウル大学統一平和研究院が1万2千人を対象に実施した「2012統一意識調査」(9月26日発表)では、現政権の対北政策について65.7%が「不満」と回答した。一方、現代経済研究院が20日に明らかにしたところによると、南北関係専門家112人中、87.5%が次期政権は南北間の合意を継承すべきだと答え、保守的な専門家の大多数も対北政策について「柔軟に修正すべき」との見解を示したという

▼彼は史上最悪の北南関係、朝鮮半島の軍事的緊張など負の財産だけを残して去っていく。その悪政のツケを一掃し、北南関係の全面的な改善こそ、まず次期執権者の務めであろう。(進)

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