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「清津会」の怒り

2012年09月25日 11:02 春・夏・秋・冬

「こういう報道をされると『全国清津会』は何をやっているんだと誤解される」。13日、都内で開かれた「清津会」の説明会では某紙が槍玉にあげられた

春夏秋冬▼その新聞によれば、朝鮮が日朝協議に応じた背景には、遺骨収集費用として日本から引き出した外貨を人民生活向上に充てて民心をつなぎ止める狙いがあるーとか。事務局長は、「遺骨調査に経費がかかるのは当たり前。これは日本でも同じ」としながら、何の意図があってこう書くのかと怒りを露にした

▼先日訪朝した「清津会」メンバーは、第2次世界大戦の終戦前後に朝鮮で死亡した日本人の遺骨を掘り出し、万感胸にせまる中、合掌した。某紙は、これを「報道陣の前で遺骨を掘り出すパフォーマンス」だと侮辱した。「清津会」ではメンバーが引き続き墓参、遺骨収容できるよう、その準備を進めている。メンバーは、自分たちの足を引っ張ろうとする某紙に対し、怒りを禁じえないでいた

▼某紙は6日、とんでもない誤報を出した。朝鮮中央通信が配信した、金正淑女史の肖像画が写っている写真を紹介しながら、金正恩第1委員長の母の偶像化が進められているとした。朝鮮問題をかじったことがある人なら、金日成主席の夫人で抗日パルチザンの闘士であった金正淑女史を間違えはしない。偏見報道に誤報、ねつ造、虚偽が横行する日本のメディア。恥知らずとは某紙の代名詞。(進)

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