朝青長野主催「ヤフェスタ」、学校チャリティー、500人で賑わう
2012年09月25日 13:12 主要ニュース同胞の思い受け継ぎたい
朝青長野県本部が主催する学校チャリティー同胞行事「ヤフェスタ2012~つなごう、私たちのこだま(이어가자 우리 메아리)~」が16日、長野朝鮮初中級学校で行われた。01年、06年に次いで3度目の開催となった「ヤフェスタ」には、総聯長野県本部の李光相委員長と同胞、学父母、朝鮮の自主的平和統一を支持する日朝長野県民会議の伊藤晃二会長をはじめとする日本市民、朝青中央の金チャドル委員長と各地から駆けつけた朝青員、約500人が参加した。県内外から長野初中の卒業生や長野にゆかりのある同胞青年たちも駆けつけた。
朝・日友好親善、敬老企画も
長野朝青員たちの合唱で幕を開けた「ヤフェスタ」では、長野初中生徒、児童、園児たちの歌と踊り、空手演武、同胞たちの歌、チャンゴ演奏などが披露された。在日同胞パフォーマーの金昌幸氏も高い技術とパフォーマンスを披露し観客を魅了した。
日朝長野県民会議の関係者らが市民団体などに参加を呼びかけた結果、当日、120人の日本市民が会場を訪れ、歌と楽器演奏の親善公演も披露した。
これに先立ち、長野初中中級部サッカー部と交流のあるマンサーナFCが訪れ、同校サッカー部と親善試合を行った。
一方、女性同盟中信支部が中心となり、長野県下の高齢同胞たちを招待し、同胞敬老の日にちなんだ企画も行った。
会場では焼き肉パーティーが行われた。
ビールとマッコリをはじめとする飲料、焼きそば、かき氷、キムチ、生菜、おみやげ用の冷麺やうどんなど各種売店も賑わった。子どもたちの遊具コーナー、キッズコーナーも好評だった。
またこの日、朝青長野から学校に寄付金が贈られた。
朝青員63人が集い
同イベントを主催した朝青長野は、太陽節100周年を迎えた今年、長野同胞社会と学校のために自分たちに出来ることは何かと議論を重ねた末、長野初中にスクールバスを寄贈することに決めた。今回の行事はその一環で、朝青メンバーたちは企画から宣伝動員、運営まですべて自分たちの力で行った。
とりわけ、本部と中信支部の常任委員たちを中心に7チームを構成し、名簿にあるすべての同胞宅を訪れ参加を呼びかけた。これと並行して、公演の練習や企画の準備なども夜遅くまで行った。
当日は、県内はもちろん、県外に住む長野出身者を含む63人の朝青メンバーが参加。公演や行事の運営に携わった。
準備過程では問題点や懸念されることが少なくなかったが、総聯と女性同盟、同胞商工人や青商会の先輩たち、日朝長野県民会議の関係者やかき氷の売店を無償で出店した日本市民、各地から駆けつけた同胞芸術家たちの協力を得て、この大きなイベントを成功させることができた。
同胞や日本市民の協力に感謝する長野の朝青メンバーたちは、「行事を通じて少しでも学校の役に立てたならば満足だ。朝青メンバーの数も学生の数も減り、苦難も多いが、精一杯やれることをやって同胞社会や学校に対する同胞の思いを受け継いでいきたい」「今回の経験を今後の朝青活動に活かしていきたい」などの感想を述べた。
ある同胞は、「朝青長野の存在感、意気込みが十分に伝わるすばらしいイベントだった。今後も朝青が青商会、総聯や女性同盟と協力し合って長野同胞社会を盛り上げてほしい」と語った。
(朝青長野)