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「大阪でI女性会議結成50周年記念講演会」、清水澄子さんが日朝国交正常化実現を訴え

2012年07月28日 14:40 主要ニュース

I女性会議結成50周年記念講演会が7月23日、大阪市中央区のエルおおさか(大阪府立労働センター)で行われ、I女性会議のメンバーや日本人、同胞たち約120人が参加した。主催したのはI女性会議・大阪。I女性会議の共同代表であり朝鮮女性と連帯する日本婦人連絡会代表、日朝国交正常化連絡会共同代表でもある清水澄子さんが「日本と朝鮮、アジアの平和をいま私たちはどう築くか」と題し講演した。

講演する清水澄子さん

講演会ではまず、主催者を代表し永久睦子さん(I女性会議・大阪代表)があいさつに立った。永久さんは結成50周年の記念講演のテーマに朝鮮問題を選んだことに触れ、「朝鮮の自主的平和統一、日朝国交正常化はI女性会議が運動の中心にすえて来たことであり、アジアの平和を実現するために一番大事なこと。そのために女性たちがどのように取り組んできたのかを振り返りたかった。オスプレイの沖縄配備や日本の軍事力強化の理由として『北朝鮮の脅威』が利用されている。私たちの中にも『北朝鮮は怖い』という気持ちがどこかにあるのではないか。それを払拭しなければいけない」と語った。

続いて在日本朝鮮民主女性同盟大阪府本部の夫貞生委員長が連帯のあいさつを述べた。夫委員長は、I女性会議の50年の活動に敬意を送りながら、「今年は朝・日平壌宣言から10周年に当たるが朝・日関係は逆風が吹き続けており、いま何が必要なのかが問われている。共に手を携えてがんばりましょう」と激励した。

清水澄子さんは講演でまず、現在の朝鮮半島情勢と危険な方向へと進む日本の状況について語りながら、「多くの日本人が朝鮮に対し『恐ろしい国』『悪い国』と思うことにより真実が見えなくなり、植民地主義の再生産に加担することになる。日朝友好運動は日本人自身の内面、運動のあり方が問われる思想性を内在している運動だといえる」と指摘した。

そして、1972年に初めて訪朝し金日成主席と出会った思い出からはじまり、朝鮮女性と連帯する会を結成して「アジアの平和と女性の役割シンポジウム」を東京、ソウル、平壌で開催するなどのこれまでの活動を振り返った。清水さんは最後に、今年4月に平壌で行われた金日成主席生誕100周年記念祝賀国際祭典について具体的に報告しながら、「世界の人民がどのような21世紀を築いていくのか、連帯を深めた祭典だった」と総括した。そして最後に、「今年は日朝平壌宣言10周年に当たる年。日朝国交正常化を実現させる運動を全国で繰り広げよう」と力強く呼びかけた。(琴)

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