金日成主席生誕100周年、大阪同胞慶祝公演
2012年04月18日 15:55 主要ニュース 暮らし・活動「原点」忘れず力合わせ前進を
金日成主席生誕100周年を祝う大阪同胞たちの慶祝公演「太陽を仰ぎ(태양을 우러러)」(主催=同実行委員会)が14日、東大阪市民会館市民ホールで行われた。歴史的な太陽節を多くの同胞たちと共に熱烈に祝い、大阪の愛族愛国運動を一層発展させるきっかけにしようと企画された今回の公演には550余人が出演。1450余人の同胞たちが観覧した。
序章から終章まですべて太陽節を祝う内容で彩られた公演では、大阪府下の朝鮮学校生徒たち、大阪朝鮮歌舞団、男声合唱サークル「サナイ」をはじめとする大阪同胞たちが朝鮮の歌や舞踊、民族楽器や吹奏楽の演奏などを披露した。
「サナイ」は朝鮮の歌を通して同胞たちに希望を与えたいという目的で、これまで10年以上活動してきた。この日、メンバーたちは「わが祖国は素晴らしい(내 조국 한없이 좋아라)」を歌い、聴衆の拍手喝采を浴びた。「サナイ」で指揮を務める金主休さん(65、東成支部)は、自分たちがこうして「サナイ」の活動を続けていけるのも、民族の尊厳を取り戻してくれた主席がいたからだと語り、「これからも民族の歌、朝鮮の歌を広く普及していけるよう活動していきたい」と語った。
序章で力強い朝鮮舞踊を披露した文芸同大阪の任珠香副委員長(47、功勲芸術家)は、かつて主席と面会したことがある。任さんは、主席が慈愛に満ちた笑顔を浮かべながら代表団の前をゆっくりと歩いていく当時の様子を思い出しながら、「祖国を取り巻く情勢がよくない中で行われる公演だっただけに、自身も原点に戻って心に込めて踊った。これからも民族性を育む朝鮮舞踊を若い世代に教えていきたい。祖国と私は切り離して考えられないということ、祖国が自然に心の中に入ってくるような舞踊を教えていきたい」と話した。
この日会場は、開場前から同胞たちが長蛇の列を作った。公演でスクリーンに映し出された主席の映像を見るたびに涙を拭う同胞もいた。
公演であいさつした総聯大阪府本部の任宗孝副委員長は、「大阪同胞たちが心を一つにして発展する祖国とともに、新しい総聯組織の未来を描きながら前に進んでいこう」と述べた。
公演を観覧した総聯大阪・西淀川支部の金鐘來副委員長(66、非専従)は、公演が素朴で実に良かったと話しながら、「(スクリーンに主席が映し出されたとき)主席への思いが切にこみ上げてきて、昔のことが走馬灯のように脳裏をよぎった。在日同胞は祖国と主席の配慮に応えなければいけない。
祖国が力強く歩んでいるように、われわれも力を合わせてがんばらなければならない」と語った。
(李炯辰)