2012/01/25
2012年01月25日 11:15 春・夏・秋・冬南朝鮮の国家情報院と警察などの公安当局は18日、全国教職員労働組合(全教組)に所属する教員宅を家宅捜索した。南北教育者交流協力事業を通じて北の人たちと会合をもったことや、全教組の統一委で活動したこと、在日朝鮮人学校を支援したことなどが家宅捜索の理由だ
▼市民社会団体などは、不当な理由による家宅捜索などの公安弾圧を中止することを求め、20日に記者会見を開いた。会見文は、「2012年4月の総選挙と12月の大統領選挙を控えたこの時期に行われた全教組に対する公安弾圧は、李明博政権発足後、選挙シーズンのたびに繰り返されている醜悪なものだ」と強く非難した
▼ちなみに家宅捜索された教員は、北南交流がもっとも盛んだった04年から06年に全教組の統一委員長として交流事業に積極的に携わった。平壌も数回訪れ、北の人たちとの交流を深めている。そのような人を「国家保安法」によって弾圧するということは、南当局には6.15、10.4の精神に沿って統一を成し遂げる意志がないということを示している
▼昨年末のソウル市長選で敗北を喫した李明博政権の打つ手は、こうした古びた公安弾圧しかない。民衆の怒りは沸点に達しそうだ。今年は南だけでなく、米国でも大統領選挙が行われる。激変する情勢の中で、あふれ出る情報を整理、検証して正確なニュースを今年も届けていきたい。(国)