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〈スニムのいい話 28〉間抜けが人

2009年11月04日 00:00 コラム

28人間とは、いったい何でしょう。

人は一人では生きていけません。互いに支え合って生きていかなければなりません。「人」という字も人と人とが支え合う形をしています。それぞれに間があり、人と交わることで生きていけるのです。

人と人の間があるということで人間とも言います。この「間」こそが大事なのです。

親子の間、兄弟の間、師弟の間、上司と部下の間、隣人との間など、66億人との間があります。人と人との間を理解する者が人間なのです。

この間を大切にしない人は犯罪などに走ってしまいます。学校や家で「間」をしっかり教えることが大切です。人と人との縁を大事にして間をわかってこそ幸せになれます。

もともと人は間を知らない間抜けです。自分一人では生きていけないことを教えなければ人間にはなれません。

(お話:尹碧巌・国平寺住職、イラスト:河美香・埼玉初中教員)

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