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〈スニムのいい話 27〉オモニは超能力者

2009年10月28日 00:00 コラム

27子どもが「お腹が痛い」と言えば、オモニが手当てしてあげますね? 最近は良い病院、良い医者、良い薬を求めて走り回る人もいますが、そればかりが治療ではありません。

まずは、オモニが痛いところを優しくさすってあげることが大事です。それが本来の「手当て」です。不思議と痛みが和らぐもの。まさにオモニは病気を治す超能力者です。

これは隣のどんなにきれいなオモニでもだめです。その子のオモニでなくてはなりません。自分のオモニだから子は安心します。この安心が痛みを和らげるのです。

こうしたスキンシップは、子育てにおいてとても重要です。ちなみに、「アボジ(父)」「オモニ(母)」という言葉の語源は、朝鮮語のおんぶ(オボソ=업어서)とだっこ(アナソ=안아서)にあると言われています。

(お話:尹碧巌・国平寺住職、イラスト:河美香・埼玉初中教員)

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