公式アカウント

〈朝鮮服飾ものがたり 65〉私娼圓衫

私娼(サチャン)が着た上着で、形態は一般の圓衫(ウォンサム)と同じである。 下には藍色のチマを着け、青い絹に刺繍を入れた帯を後ろに締めた。 花冠をかぶり、おしどり模様の靴を履いた。 (出展「李朝服飾図…

〈朝鮮服飾ものがたり 62〉双鶴胸背(サンハクヒュンベ)

鶴胸背は、文官たちが官服の胸と背中につけて、職品を表した。 堂上官は双鶴胸背を、堂下官は単鶴胸背を使用した。 (出展「李朝服飾図鑑」=朝鮮文学芸術総同盟出版社、1962年版より) 【「朝鮮服飾ものがた…

〈朝鮮服飾ものがたり 61〉佩玉

朝服、制服を着て、両脇につけて歩くときに玉の音が鳴るようにするもので、玉の色が品階によって異なる。 燔青玉は3品以上の官員がつけた。 (出展「李朝服飾図鑑」=朝鮮文学芸術総同盟出版社、1962年版より…

〈朝鮮服飾ものがたり 60〉戦笠、玉鷺金曾子

観察使、節度使、外国へ行く使臣たちは、カッのてっぺんに玉で鷺の形を作って飾った。これを玉鷺金曾子という。 戦笠は、毛皮で作った帽子で、軍服に合わせてかぶった。孔雀の羽根のサンモをつけて、貝纓と呼ばれる…

〈朝鮮服飾ものがたり 59〉金冠、祭冠

金冠は主に朝服を着るときにかぶった。 祭冠は祭祀のときに祭官がかぶった。絢爛な金の装飾はない。 (出展「李朝服飾図鑑」=朝鮮文学芸術総同盟出版社、1962年版より) 【「朝鮮服飾ものがたり」記事一覧は…

〈朝鮮服飾ものがたり 58〉快子

舞童が「剣の舞」を踊るときに、草色のチョゴリに紅いチマを着て、紫色の紗で作った快子と呼ばれるベストを着た。 藍色の戦帯を巻き、戦笠とよばれる帽子をかぶった。 (出展「李朝服飾図鑑」=朝鮮文学芸術総同盟…

〈朝鮮服飾ものがたり 57〉ナムチョルリク

舞台服飾のひとつ。 上衣は戎服と呼ばれる軍服に属する。船遊樂に使った。 上下がつながるように藍紗で作った。 船遊樂には、真紅の冠帯をつけ、弓矢と弓を入れた入れ物や、環刀などを、腰の後ろまたは横につけた…