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〈本の紹介〉「唱歌の社会史」なつかしさとあやうさと

唱歌と天皇制の関係をえぐる

メディアイランド
2千円+税
℡06-6281-1323

詩歌のジャンルの一角を占める唱歌について、「明治」から「昭和」にかけてその発祥と社会的はたらきについて一冊にまとめたのが本書である。唱歌とは青少年の情操の陶冶(とうや)を目的として教育的見地から作詞作曲された歌をいう。教科書としてまとめられたのは1881年の「小学唱歌集初編」が最初である。以来、多くは花鳥風月や望郷の思いをテーマにした唱歌は成人し老齢に達しても忘れがたい叙情として日本人の肌の内側で息づいている。

本書の構成は次のとおりである。

(1)唱歌集・解説中西光雄(2)座談会・唱歌(3)唱歌の社会史・中西光雄(4)童謡はいかに唱歌にあらがったか―白秋の場合―河津聖恵(5)唱歌と空間心性そして植民地・山室真一、むすび「うた」のなつかしさとあやうさ―近代日本社会と「国民意識」・伊藤公雄。

唱歌のうち、人口に膾炙(かいしゃ)している「蛍の光」や「仰げば尊し」の歌詞の趣旨が立身出世して国家につくすというものであり「兎追いしかの山 小鮒釣りしかの川」で知られる「故郷」も、畢竟(ひっきょう)するに「故郷=国家」というつながりのもとに「国民精神」の涵養(かんよう)を本意としていることがつまびらかにされている。

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