朝鮮外務省代弁人談話、トランプのアジア歴訪は“戦争商人の商売行脚”
2017年11月14日 09:43 共和国朝鮮中央通信によると朝鮮外務省の代弁人は11日、米大統領のアジア歴訪と関連し、次のような談話を発表した。
就任後、初めてアジア訪問に出たトランプが去る5日からわが国の周辺を奔走している。
トランプの今回のわが国の周辺訪問は、朝鮮の自衛的核抑止力を奪い取ろうとする好戦狂の対決訪問であり、目下の「同盟国」の財布を搾り上げて米軍需独占企業を肥やすための戦争商人の商売行脚にすぎない。
トランプは今回の訪問期間、世界の平和と安定の破壊者としての正体をさらけ出し、朝鮮半島での核戦争を求めた。
看過できないのは、トランプが去る9月の国連総会の場でわが共和国の絶滅という狂人のほらを吹いたのに続き、今回はわれわれの思想と体制を全面拒否する妄言を並べ立てながらわが国家を「悪魔化」してわが政府と人民を引き離し、朝鮮と国際社会を対峙させようと企んだことである。
トランプは米国の「圧倒的な力の優位」、米国は「力で平和を守る」などと唱えたが、米国と実際の力の均衡をつくり、われわれの自主権と生存権、発展権を守ろうとするのがわが共和国の立場である。
米国が1950年代の朝鮮戦争で喫した苦い惨敗と武装情報収集艦プエブロ号事件、EC121大型偵察機事件など、年代をまたぐ朝米対決の歴史的教訓は誰かが誰かを過小評価したり、試してはならないということを明白に示している
われわれが核を保有したのは、米国のエスカレートする核威嚇・恐喝と対朝鮮敵視策動からわが国家の自主権と尊厳、人民の生存権と発展権を守るための正々堂々かつ不可避な自衛的選択である。
米国が核でもってわれわれを威嚇、恐喝していた時代は、永遠に過ぎ去った。
トランプのような老いぼれ狂人の妄言は決してわれわれを驚かせたり、とどめることはできず、反対にわれわれが選択した並進(経済建設と核武力建設の並進路線)の道が至極正しいということを確認しており、
れわれを核戦力建設大業の完成へより速く疾走するように進ませている。
偉大な領袖の卓越した指導があり、領袖の周りに固く結集した千万軍民の一心団結と強大無比の軍事力があるがゆえにわれわれは心強く、悪の帝国である米国との対決で必ず最後の勝利を収めるであろう。
(朝鮮新報)