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朝鮮赤十字が日本人遺骨、北南離散家族面会問題

2012年08月13日 10:31 朝鮮半島

「深みある対話」、朝・日赤十字会談が北京で

朝鮮赤十字会と日本赤十字社が9、10の両日、中国の北京で会談を行った。

会談には、李浩林書記長を団長とする朝鮮赤十字会代表団と田坂治国際部長を団長とする日本赤十字社代表団が参加した。

朝鮮中央通信の報道によると、会談では、日本側が要請した朝鮮領内の日本人遺骨問題をめぐって深みのある対話が行われ、人道的立場に基づいて相互の理解を深めた。

また双方の赤十字団体は今後も、この問題を協議し続け、提起された問題をそれぞれ政府に報告することにした。

「面会、制裁解除が先」、南側赤十字に回答

朝鮮赤十字会中央委員会委員長が9日、北南離散家族・親せきの面会問題に対する北側の立場を盛り込んだ通知文を、南朝鮮赤十字社総裁に送った。8日に同問題と関連し、南の総裁が北南実務接触を提議していた。朝鮮中央通信が報じた。

通知文は、南側当局が過去、北側が数回にわたって北南間の人道問題解決のための赤十字会談と実務接触を提起したことに対し、「政治的事案と分離することができない」と公言して背を向けてきたことについて指摘した。

また、北南間のすべての人的往来と協力事業を遮る「5.24措置」を維持しているだけでなく、離散家族・親せきの面会場所である金剛山ルートまですべて遮断しておいて、面会を求めるのは矛盾であると強調した。

そして、南側が離散家族・親せきの面会事業を進める意志があるなら、「5.24措置」を解除し、南側人員の金剛山観光の道を開けて面会を円滑に実現することのできる条件から整えることと、それに対する立場を明確にすることを求めた。

 (朝鮮新報)

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