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多大な功績残した足跡、第30回朝・日親善高校ボクシング大会

在日本朝鮮人ボクシング協会、東京都アマチュアボクシング連盟が主催する第30回朝・日親善高校ボクシング大会が15日、東京朝鮮中高級学校で行われた。東京、大阪、神戸の朝鮮高級学校選抜と東京都高校選抜の選手が出場し、熱戦を繰り広げた。

開会式で参加者らはまず、昨年急逝した故・朴郷丘氏(在日本朝鮮人ボクシング協会前会長)と寺崎誠氏(日本アマチュアボクシング連盟副会長)を偲んで黙祷をし、朝・日両校の親善と高校ボクシング界に多大な功績を残した故人の冥福を祈った。

攻撃的なボクシングを見せた朝鮮高校の選手たち

開会式では在日本朝鮮人ボクシング協会の梁学哲会長が挨拶をした。梁会長は今大会が一度も途切れることなく30年もの歴史を刻んでこれたのは東京都ボクシング連盟の関係者、そして選手を指導する高校の先生の尽力、また朝鮮高級学校ボクシング発展のために力を注いできたボクシング協会役員と朝高指導者たちの努力の賜であるとし、集った参加者らに謝意を表した。

試合には東京朝高・文兌耀(2年・バンタム級)、李泰純(2年・ライト級)、柳徹相(2年・ウェルター級)、大阪朝高・高隆二(2年・フライ級)、鄭良希(2年・バンタム級)、李健太(1年・ライト級)、神戸朝高・黄尊源(2年・ライトフライ級)、鄭敬赫(2年・ライトウェルター級)の8選手が出場。都選抜と4-4で引き分けた。

大会優秀選手に選ばれた大阪朝高の李健太選手は「親善試合に出られてすごく勉強になった。試合を通して日本の高校の選手らとも知り合いになれてよかった。この経験を糧にし、全国大会目指してがんばっていきたい」と話した。

東京都アマチュアボクシング連盟の石澤保隆理事長は、長い歴史を刻んできたこれまでの朝・日親善試合を振り返りながら「朝鮮学校が全国大会に出られない頃は、本当に熱心でいい選手がいっぱいいた。元WBC世界スーパーフライ級チャンピオンの洪昌守氏もこの大会で育った。昨年は大震災でいくつかの大会が中止となったが、唯一朝・日戦だけは途切れなかった。これは朝鮮高校のOBや会の役員、そしてこの大会に携わってきた多くの人々の努力の賜だ。これからは試合数を増やして、選手の実力向上につなげたい」と力強く語った。

(李炯辰)