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〈それぞれの四季〉音楽の時間/崔蓮華

特別支援学校の職場まで通勤するとき、車中で宇多田ヒカルさんの「ぼくはくま」という曲を聴いている。なかでも「しゃべれないけど歌えるよ 歩けないけど踊れるよ」という歌詞がお気に入りだ。

〈それぞれの四季〉「学習って?」/李京柱

1学期を一言で言うと、「長かったようで短かった」。月並みの言葉ではあるが、私にはこの言葉以外浮かばない。 大阪朝鮮中高級学校として新しいスタートを切った4月4日、しかしそれはスタートと言うには甚だ遠か…

〈それぞれの四季〉コロナ禍の「渦」、その中の私/崔泰順

空を見上げる。自粛期間中の私の密やかな楽しみであった。 いつの時間も、どんな天気でも。空の美しさには感動と畏敬の念を抱いた。 一時的なものに過ぎないが、パンデミックがもたらしたクリーンな空は企業活動が…

〈それぞれの四季〉最後のコラムにあたって/李月順

アプロ女性ネットの原動力になっているのは、「なぜ、実態調査に取り組んだのか」という問いに対する答え―尊厳をもって生きることができる社会を次の世代に引き継ぎたいという思いである。実態調査は、私たちの存在…

〈それぞれの四季〉さて、何がしたいの?/李勇燦

ドイツで研究を始めて丸2年が経った。当初は考え方の違いに戸惑うことが多かった。例えば、困ったことがあって事務室を訪ねたとき。「それは私の仕事じゃないから助けることができないわ。ごめんなさい」。こうした…

〈それぞれの四季〉マイノリティ女性との協働/李月順

2004年「在日朝鮮人女性実態調査」は、部落女性とアイヌ女性の同調査とともに報告書(イマダ「立ち上がりつながるマイノリティ女性」2007年)にまとめられた。 報告書は「私たちが生きる社会のありようを考…

〈それぞれの四季〉テクノロジーで終わらない/李勇燦

「テクノロジーで終わってはいけませんよ。それを使い、物理、化学を解き明かすサイエンスをやりなさい」。博士論文の審査の先生に言われた言葉だ。最近、これを強く実感している。 私の専門は構造生物学と呼ばれる…

〈それぞれの四季〉新型コロナウィルスと尊厳/李月順

新型コロナウィルスの感染拡大にともない、私たちの不安も日々増大している。感染する、させるかもしれないという不安に始まり、検査、医療、仕事、生活費、こども、年老いた親など数え切れない不安がある。こうした…