公式アカウント

〈朝鮮服飾ものがたり 13〉チャンオク

15世紀中頃から女性が出かけるときにかぶった。 袖口に「汗衫」(ハンサム)と呼ばれる、女性の手を隠すための白い筒状の長い布があてがわれた、コルムをつけたトゥルマギである。 庶民の女性たちが着た。 (出…

〈朝鮮服飾ものがたり 10〉ペレンイ、チョリプ、カク、カクモ

上から順に、「ペレンイ」は竹を編んで作った帽子で、身分が低い者と葬祭で使った。 「チョリプ(草笠)」は草を編んで作った黄色い「カク」。少年や別監などが使った。「カク」は馬のたてがみや尻尾の毛、細い竹で…

〈朝鮮服飾ものがたり 9〉チュンチマク

封建社会で官職に就かない士と常民が着ていた衣服。 裾が長く、袖口が広い。 士は青い色、常民は白い色で身分を区別した。 「クンチャンオク」とも呼ぶ。 (出展「李朝服飾図鑑」=朝鮮文学芸術総同盟出版社、1…

〈朝鮮服飾ものがたり 8〉かんざし(ピニョ)

かんざしは、その材料と作られた形によって呼び名が多様である。 珊瑚簪、石榴簪、鳳簪、金かんざし、花簪、銀かんざし、龍簪、菖蒲簪、翡翠簪、黒角かんざし、竹節簪、西北簪、玉簪などがあった。 だんご頭にさす…

〈朝鮮服飾ものがたり 7〉女性の普段着(ピョンサンシ ニョジャボク)

女性は普段着として、チマとチョゴリを着用した。チョゴリの襟と袖口には別色の生地を当てたが、これを「半回装」という。 「三回装」「半回装」ともに若い女性が着たもので、年配の女性たちはチョゴリの袖口とコル…

〈朝鮮服飾ものがたり 6〉深衣(シムウィ)

封建時代、学者たちが着た上着。 白い麻布で作り、袖を広く取った。 ふちには黒いシルクを施した。 深衣を着るときには、頭に黒い麻布で作った幞巾(ポッコン)という被り物をかぶった。 (出展「李朝服飾図鑑」…

〈朝鮮服飾ものがたり 5〉三回装(サムフェジャン)

黄緑色の女性用のチョゴリの襟、袖口、脇に別色の布を当てた。 図では小豆色の別布を当てている。 元は脇など汚れが目立ちやすい部分に別布を当てることによって、その部分だけを取り変えて清潔を保てるようにした…

〈朝鮮服飾ものがたり 4〉褙子(ペジャ)

袖とポケットのない、ベスト状の女性用上着のひとつ。 外側にはシルク、内側には柔らかな毛皮をほどこした。 胸元に留め具はない。 見栄えが良いので若い女性が好んで着た。 (出展「李朝服飾図鑑」=朝鮮文学芸…