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〈朝鮮服飾ものがたり 43〉歯牙筒(チアトン)

つまようじを入れる筒。 いろんな材料に彫刻をほどこし、ノリゲのように使った。 黒檀に鳥の彫刻をしたもの、竹に花の彫刻をしたもの、金牌で作ったもの、銀に波瀾を入れたもの、玉で作ったものなどがある。 (出…

〈朝鮮服飾ものがたり 40〉ミョンボク

王の正服。 最も丁重な礼式と、大きな名節に着る大礼服がある。 (出展「李朝服飾図鑑」=朝鮮文学芸術総同盟出版社、1962年版より) 【「朝鮮服飾ものがたり」記事一覧はこちら】

〈朝鮮服飾ものがたり 39〉チョグウィ

王妃の礼服。 紅い絹地にキジの刺繍をほどこした。 (出展「李朝服飾図鑑」=朝鮮文学芸術総同盟出版社、1962年版より) 【「朝鮮服飾ものがたり」記事一覧はこちら】

〈朝鮮服飾ものがたり 38〉具軍服(クグンボク)

武官最高の服飾である。 王の出行時には、大臣以下の文官たちもこの装いで従った。 トンダリと呼ばれる軍服の上に、戦服を着て、戦帯をしめた。 環刀を持ち、ポンゴジと呼ばれる軍帽をかぶった。 足にはスヘジャ…

〈朝鮮服飾ものがたり 37〉戦服(チョンボク)

軍服のひとつ。袖がなく、後を深く割いて、ほかの服の上に重ねて着た。 1894年、甲午農民戦争以降に廣袖衣の廃止に伴い、官吏たちの通常礼服になった。 トゥルマギの上に重ねて着て、ひも状の帯をしめた。 (…

〈朝鮮服飾ものがたり 36〉セクトントルティ、トゥルマギ

子どもが着るトゥルマギは、袖の部分にセクトンをほどこした。 左右のわきの下は別色の生地で、コルムと呼ばれる胸元の長い帯も別の色を使った。 頭には「クルレ」という帽子をかぶった。 (出展「李朝服飾図鑑」…

〈朝鮮服飾ものがたり 35〉粧刀(チャンド)

腰紐などに刺す小刀。 材料はいろいろあり、彫刻も多様である。 女性は男性より小ぶりなものを身につけ、ノリゲには、もっと小さなものをつけた。 (出展「李朝服飾図鑑」=朝鮮文学芸術総同盟出版社、1962年…

〈朝鮮服飾ものがたり 34〉婦人靴

女性の革靴は、つま先と形が男性のものとは違うばかりでなく、色と模様がより豊かである。 唐鞋は華麗な靴の1つで、外側に絹をあしらった。 チプソギとメトゥリは男性のものと形は同じだが、よりきれいに作られた…