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〈ウリ民族の姓氏-その由来と現在 19〉500年国権掌握した全州李氏/種類と由来(6)

李氏の本貫は、かつて470本を数えていたから、やはり金氏につぐ大姓である。 代表的な本貫をあげると、全州李氏を筆頭に、慶州李氏、延安李氏、全義李氏、広州李氏、韓山李氏、徳水李氏、龍仁李氏、咸安李氏、陜…

〈ウリ民族の姓氏-その由来と現在 16〉有名な姓氏受け継ぐ子孫が実在/種類と由来(3)

前号につづいて、わが国の姓氏の種類を列挙する。

〈ウリ民族の姓氏-その由来と現在 15〉著姓、稀姓、僻姓、複姓に大別/種類と由来(2)

では、わが国の姓氏の種類について、具体的に見ていくことにしよう。 この問題について、李朝時代の「陶谷叢説」(李宜顕著)は、わが国の姓氏数を約300姓とみなし、その姓氏が広く知られ、人口数も多いという意…

〈ウリ民族の姓氏-その由来と現在 14〉朝鮮の学者、姓氏496と指摘/種類と由来(1)

まずはじめに、現代におけるわが民族の姓氏数を確かめておこう。 最近、朝鮮の歴史学者であるチョウ・フィスン氏は、李朝時代の「★(央の下に皿)葉記(アンヨプキ)」(李徳懋著)が、わが国の姓氏数を486姓と…

〈ウリ民族の姓氏-その由来と現在 13〉姓氏使用、前進遂げた李朝時代/起源と変遷(11)

李朝時代に入って、姓氏を使用する社会的動向は大きな前進を遂げた。それを裏づけるものは、第1に、各氏族による「族譜(チョクポ)」の作成であり、第2に、姓氏に関する記録文献類の出現である。 わが国最初の体…

〈ウリ民族の姓氏-その由来と現在 12〉小説に現れた朝鮮文字の姓/起源と変遷(10)

1392年7月、高麗の恭譲王(コンヤンワン)を退位させた李成桂(リ・ソンゲ)は、自ら王位に就いて国号を「朝鮮」と改め、その翌年、首都を開城(ケソン)から漢陽(ハニャン)へと移した。 以来約500年、朝…

〈ウリ民族の姓氏-その由来と現在 11〉「族譜」の祖型である「譜牒」/起源と変遷(9)

わが国の統一封建国家時代は、高麗王朝と朝鮮王朝の2つの時期を包括するが、姓氏の変遷史から見ると、画期的な進展が生まれたのは高麗時代である。 それはひと言でいって、檀君朝鮮以来、姓氏を用いたのは王侯貴族…

〈ウリ民族の姓氏-その由来と現在 10〉国王の賜姓、重要政策とした高麗/起源と変遷(8)

高麗の太祖・王建(ワンゴン)は、建国後18年の歳月をかけて後期新羅・後百済などを統合し、936年、朝鮮史上初の民族統一国家を樹立する歴史的偉業を達成した。 以来約500年間、この高麗が旧高句麗の後をつ…