〈ウリ民族の姓氏-その由来と現在 29〉咸従魚氏の始祖は魚の王?/種類と由来(16)
2001年12月17日 00:00
魚氏の本貫数は19であるから、これまでの例からすれば、きわめて少ない方に属する。しかし、その祖先伝承はたいへん興味深い。 主な本貫は、咸従(ハムジョン)魚氏と忠州魚氏で、そのほかは、ここから枝分かれし…
〈ウリ民族の姓氏-その由来と現在 28〉木川馬氏の始祖は高麗の軍官/種類と由来(15)
2001年12月14日 00:00
〈ウリ民族の姓氏-その由来と現在 27〉平山申氏の始祖、高麗建国の大功臣/種類と由来(14)
2001年12月10日 00:00
〈ウリ民族の姓氏-その由来と現在 26〉「3姓穴」から現れた高、良、夫氏/種類と由来(13)
2001年12月07日 00:00
「高(コ)・良『梁』(リャン)・夫(プ)」といえば、わが国最大の島・済州島を思い浮かべる人が多いだろう。 その昔、無人島であったこの島に、天上から高乙那(コ・ウルナ)・良乙那(リャン・ウルナ)・夫乙那…
〈ウリ民族の姓氏-その由来と現在 25〉母親の姓だった? 許氏/種類と由来(12)
2001年12月03日 00:00
わが国の歴史で、初めて許氏が登場するのは、「三国遺事」の「駕洛(カラク)国記」である。 その昔、金首露(キム・スロ)王が天降り、伽耶国を建国したあと、臣下たちが、「王妃を迎えてくだされ」と進言した。す…
〈ウリ民族の姓氏-その由来と現在 24〉晋州姜氏の始祖は高句麗武将/種類と由来(11)
2001年11月30日 00:00
姜氏の本貫数は100余と見られるが、分類上ではやはり著姓に属し、その氏族は多い方である。 ところで、姜氏の族譜の中には、その祖先を中国の神農(シンノン=じんのう)としている例が少なくないという。 神農…
〈ウリ民族の姓氏-その由来と現在 23〉徳川幕府との外交で話題の趙氏/種類と由来(10)
2001年11月26日 00:00
昔の人は「趙」という漢字を見て「ナラ(国)趙(チョ)」あるいは「ソ・ウォル・チュ(小・月・走)趙」と読んだそうである。 前者は古代中国の国・趙で、後者は趙の字を分解したもの。たぶん趙氏の祖先が、己の漢…
〈ウリ民族の姓氏-その由来と現在 22〉古朝鮮時代に始まる慶州鄭氏/種類と由来(9)
2001年11月19日 00:00
鄭氏の本貫数は210前後と見られるが、その歴史は長く古朝鮮時代に始まる。なかでも慶州鄭氏が最も古く、ここから枝分かれした有名氏族も多い。 史上「忠臣の鑑」と称えられた鄭襲明(チョン・スプミョン)は、鄭…
〈ウリ民族の姓氏-その由来と現在 21〉新羅建国時にさかのぼる慶州崔氏/種類と由来(8)
2001年11月16日 00:00
崔氏の本貫数は320余と見られるが、この中で世に広く知られ、古い歴史を持つのは慶州崔氏である。 その族譜の多くは、始祖として新羅末期の有名な文人・崔致遠(チェ・チウォン)を挙げているが、実際はもっと古…
〈ウリ民族の姓氏-その由来と現在 20〉瓢状の卵から生まれたから朴氏/種類と由来(7)
2001年11月12日 00:00
朴氏の始祖伝承は、「三国史記」新羅本紀の冒頭、「始祖の姓は朴氏、諱(いみな)は赫居世(ヒョクコセ)である。紀元前57年4月丙辰の日に即位し、王号を居世干(コセハン)という」とあり、次のようにつづく。 …