〈朝大・朝鮮歴史博物館 15〉朝鮮時代の展示物
2010年12月24日 00:00
訓民正音や測雨器、亀甲船 朝鮮(1392年~1910年)はおよそ500年間続いた王朝である。「威化島回軍」を機に実権を握った李成桂は、高麗最後の王である恭譲王を追放し王位に就いた。そして国号を朝鮮と改…
〈朝大・朝鮮歴史博物館 12〉朝鮮の三国時代 9/冠装飾、瞻星台など
2010年09月10日 00:00
百済、新羅、伽耶の展示物 前回までは朝鮮の三国時代の中で、高句麗の展示物について古墳壁画を中心に紹介してきた。今回は高句麗の南方で興った百済や新羅、そして伽耶諸国にまつわる展示物について見ることにしよ…
〈朝大・朝鮮歴史博物館 11〉朝鮮の三国時代 8/東明王陵と定陵寺
2010年07月23日 00:00
高句麗の始祖王、高朱蒙の墓 高句麗は朝鮮三国のなかで最も高い文化水準を誇った国である。高句麗文化が三国時代のほかの国々に与えた影響は多大なものがあったといえる。またその文化は海を越えた古…
〈朝大・朝鮮歴史博物館 10〉朝鮮の三国時代 7/高句麗壁画古墳・四神図
2010年06月18日 00:00
東西南北、四方を護る神獣たち 高句麗の古墳壁画には四神図も描かれている。四神とは、四方をつかさどる想像上の神獣で、東の青龍、西の白虎、南の朱雀、北の玄武の総称である。高句麗では5~6世紀頃から人物風俗…
〈朝大・朝鮮歴史博物館 9〉朝鮮の三国時代 6/高句麗・人物風俗画 II
2010年05月14日 00:00
高句麗人の衣・食・住 高句麗の古墳壁画からは当時の生活模様も見てとれる。たとえば彼らがどのような衣服をまとい、どんなものを食べ、どのような家屋に住み生活したのかなどである。前号に引き続き今回も高句麗人…
〈朝大・朝鮮歴史博物館 8〉朝鮮の三国時代 5/高句麗・人物風俗画 Ⅰ
2010年04月16日 00:00
高句麗人の暮らしを描く 高句麗の人々はどのような生活をしていたのであろうか。 誰もが持つ素朴な疑問ではあるが、これに答えるとなるとなかなか難しいと思う。今から千数百年も前のことだから仕方がないのかもし…
〈朝大・朝鮮歴史博物館 7〉朝鮮の三国時代 4/徳興里壁画古墳
2010年03月26日 00:00
大展示室のなかでひときわ目立つものが徳興里壁画古墳の原寸大模型である。1976年に南浦市江西区域徳興里で発見されたこの古墳は、著名な高句麗壁画古墳のひとつといえる。余談ではあるがこの古墳は、発掘者の考…
〈朝大・朝鮮歴史博物館 6〉朝鮮の三国時代 3/高句麗壁画古墳
2010年02月12日 00:00
高句麗文化の真髄伝える 当館を訪れる人々から好評を得ている展示物が、80余点におよぶ高句麗古墳壁画である。これは、高句麗貴族が遺した墳墓の石室に描かれた壁画を原寸大に模写したものだ。当館が所蔵する壁画…
〈朝大・朝鮮歴史博物館 5〉朝鮮の三国時代 2/広開土王陵碑
2010年01月15日 00:00
建国神話と王家の系譜 朝鮮古代史を研究するものにとって高句麗は魅力的な王朝である。広大な領土を有し、中国(隋・唐)など周辺の国々と堂々とわたりあった強大な国。しかし、高句麗史をつぶさに伝える史料が今日…
〈朝大・朝鮮歴史博物館 4〉朝鮮の三国時代 1/高句麗の王都
2009年12月11日 00:00
「高句麗」の由来をひも解く 高句麗、百済、新羅、伽倻は朝鮮の三国時代をになった国々である。ここでいう伽倻とは小国群の総称であり一つの国ではない。歴史上「三国」だけになるのは、大伽倻(慶尚北道高霊地方に…
〈朝大・朝鮮歴史博物館 3〉青銅器時代と古代国家
2009年11月13日 00:00
白銀のように輝く銅鏡など 朝鮮で青銅器が使用されたのは今から5500年前といわれる。青銅とは銅と錫、鉛でできた合金のことをいう。銅と聞くと錆ついた青色を連想してしまうが、当時のものは白銀のように輝いて…
〈朝大・朝鮮歴史博物館 2〉朝鮮の原始時代、80点展示
2009年10月16日 00:00
「たかが石」「されど石」 歴史と聞いて何をイメージするか。人物や事件、年代など複雑だという方もいるかもしれない。しかし、朝鮮史上人物や事件が確認できるのははるか後世のことであり、原始時代と呼ばれる数十…
〈朝大・朝鮮歴史博物館 1〉貴重な朝鮮文化の展示品
2009年09月04日 00:00
身近に感じる5千年の歴史 1956年4月に創立された朝鮮大学校。1959年6月、東京都小平市に新校舎が竣工し、今年はその50周年をむかえた節目の年にあたる。このような年に、創立25周年を機に建てられた…