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〈在日発、地球行・第2弾 13〉代えがたい豊かさ/ラオス

幾重の悲しみを乗り越え 「一緒に不発弾処理現場に行こう」。その言葉が何度も頭の中を駆けめぐる。昨夜に杯を交わした不発弾処理機関UXOラオの所長の提案は、酒に酔った勢いか、それとも本気か。半信半疑のまま…

〈取材ノート〉ベネズエラ人の「朝鮮観」

「在日発、地球行・第2弾」ベネズエラ編では3回にわたって同国の情勢を紹介したが、ここで、現地の国民が抱く「朝鮮観」について簡単に触れたい。 距離にして約14,000 km離れている朝鮮とベネズエラは反…

〈在日発、地球行・第2弾 10〉自分たちの運命は、自分たちの力で/ベネズエラ

美しく、熱く、尊い記憶 赤茶けた断崖と青々とした樹木。山間部を縫うように清流が流れている。空には雲一つない。「美しいだろ?」。カラカス出身のカルロス(42)は観光客なのに自慢気だ。風光明媚なメリダの丘…

〈在日発、地球行・第2弾 9〉いまだ革命の途上に/ベネズエラ

「世界一」がもたらすもの 首都カラカスのバスターミナル。差し出した50ドル紙幣を念入りに確かめるチケットカウンターのスタッフが一言。「フェイクだ」。彼の説明通りに光にかざすと、真札にあるはずの刻印が、…

〈在日発、地球行・第2弾 8〉治安の悪さは世界一!?/ベネズエラ

正式名称:ベネズエラ・ボリバル共和国。首都:カラカス。人口:3102万人。面積:約91.2万㎢(朝鮮半島の約4.1倍)。言語:スペイン語。民族:国民の約51.6%が混血。白人約43.6%、黒人約2.9…

〈在日発、地球行・第2弾 7〉抑圧と困難を生き抜く/キューバ

「大丈夫、我々は負けない」 「友好、連帯、尊厳。キューバの人々と朝鮮の人々を結び付けるもの」。11月初旬、キューバ共産党の機関紙「グランマ」は、同国国家評議会議長の朝鮮訪問を冒頭のタイトルの記事で紹介…

〈在日発、地球行・第2弾 6〉幾人もの「同志」現る/キューバ

地球の裏側で半世紀以上をともに 1960年8月に外交関係を結んだ朝鮮とキューバは反帝国主義、社会主義という共通の理念のもとで友好親善を深め、いかなる時もともにあり続けてきた。ゆえに、ハバナの海岸沿いで…

〈在日発、地球行・第2弾 5〉今も息づく先代の精神/キューバ

“Viva La Revolución!”(革命万歳!) いつかは行ってみたかった。カリブ海に浮かぶ社会主義国、キューバへ。帝国主義大国の支配から独立を成し遂げ、アメリカの経済制裁を受けてなお、国際社…

〈在日発、地球行・第2弾 4〉暴虐非道にも折れぬ尊厳/ヨルダン

祖国の惨状に今、何を ヨルダンの首都アンマンからバスに揺られること1時間、「モザイク・シティ」で知られるマダバに到着した。イスラム教徒が9割を占める同国では珍しく、住民の半数がキリスト教徒。街中にはあ…

〈在日発、地球行・第2弾 3〉朝鮮と国交断絶、民心はいかに/ヨルダン

正式名称:ヨルダン・ハシェミット王国。首都:アンマン。人口:987万人。面積:約8.9万㎢(朝鮮半島の約0.4倍)。言語:アラビア語、英語。民族:大半をアラブ人が占める。人口の約7割がパレスチナ系。渡…

〈在日発、地球行・第2弾 2〉あの日を懐かしむアラフォー世代/エチオピア

「みんなが幸せそうだった」 エチオピアと言えば?筆者が真っ先に連想したのは「コーヒー」である。 コーヒー発祥の地とされる同国は、国土の大部分がアビシニア高原と言われる標高2000m~3000mの高地(…

〈在日発、地球行・第2弾 1〉世界一過酷な地で見つけたもの/エチオピア

灼熱地獄の火山、有毒ガスが蔓延 正式名称:エチオピア連邦民主共和国。首都:アディスアベバ。人口:約1億200万人。面積:約109.7㎢(朝鮮半島の約5倍)。言語:アムハラ語、英語。民族:オロモ族、アム…

〈在日発、地球行・第2弾〉“人間の力強さ”を追いかけ/瞳の向こうに広がる風景

「なぜそんな国に行くの?」とよく聞かれる。着飾った動機があるわけではない。「自分の目で確かめてみたい」。ただそれだけだ。逆に質問を投げかけてみる。朝鮮に行ったことがあるだろうか。では、初めて訪朝した時…