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〈時代を視る 14〉コロナ禍がもたらす危機と第三世界からの警鐘/林裕哲

自主と正義の世界を建設するために ウイルスが浮き彫りにした世界の病根 新型コロナウイルスの爆発的まん延が世界に底知れぬ危機をもたらしている。WHOの発表によれば4月28日現在、全世界で約295万人以上…

〈時代を視る 11〉国力強化と中米覇権争い/洪忠一

高まる朝鮮の地政学的価値 貿易額の増加 2018年以降、首脳レベルで打ち出されてきた朝中関係強化が経済面で鮮明に表れはじめている。 中国が国連制裁決議2375号(17年9月11日)を厳格に遵守する方針…

〈時代を視る 9〉金正恩委員長の軍事指導と米南合同軍事演習/李柄輝

停戦体制をめぐる攻防 米国の誤算 金正恩委員長は、今年4月の施政演説において、ハノイで示した計算法を年末までに改めるよう米国に求めた。この間、金正恩委員長がトランプ大統領の要請を受け入れ、6月の板門店…

〈時代を視る 8〉幼保無償化除外の現場から/趙丹

無知と悪意が混在 幼保無償化が10月1日にスタートした。保護者たちの再三の要請にもかかわらず、朝鮮幼稚園は制度から除外されたままだ。私も5歳の娘を朝鮮幼稚園に送る一保護者として、「幼保無償化を求める朝…

〈時代を視る 7〉「朝鮮戦争の時代」の終焉に向けて/鄭永寿

朝聯強制解散70年目に考える 植民地支配から解放された在日朝鮮人は、当時最大の民族団体であった在日本朝鮮人聯盟(朝聯)への結集とその解散を経て、「朝鮮戦争の時代」を生きることになった。しかし「強いられ…

〈時代を視る 6〉同胞就労構造の変化と課題/康明逸

「民族教育経験者」の大きな可能性 冷戦崩壊とともに経済グローバル化の波が日本社会に押し寄せ始めた1990年代以降、在日同胞を取り巻く経済構造は大きく変化し、同胞の社会活動や暮らしも大きく様変わりした。…

〈時代を視る 5〉米国の「人道的介入」に抗する闘い/林裕哲

ベネズエラ情勢の背景と展望 20年間の敵視圧殺政策 ベネズエラは深い霧に包まれているように見える。カリブ海と北大西洋に面し、石油をはじめ世界有数の地下資源の宝庫であるこの国は、20世紀以降、米国のラテ…

〈時代を視る 4〉「国土防衛」という安保問題/廉文成

トランプ政権の朝鮮政策/米国が求めるもの 昨年6月に行われた史上初の朝米首脳会談では、新しい朝米関係の樹立と朝鮮半島における恒久的な平和体制の構築へ向け共同で努力することが謳われた。しかし、その直後か…

〈時代を視る 3〉求められる民族自主の実践/文泰勝

北南関係の現状、展望と課題 民族史の大転換 2018年は北南関係の歴史において類例のない激動の1年であった。同年2月から3月までの平昌オリンピック、パラリンピックの期間に示された平和と繁栄、民族の統一…

〈時代を視る 2〉効果を失う最強の対朝鮮制裁/洪忠一

「圧力=制裁」というまやかし 新たに切られたカード 5月9日、米国司法省は、石炭輸出を全面的に禁止する国連安保理決議および米国の国内法である国際緊急経済権限法違反を理由に朝鮮の貨物船「ワイズ・オネスト…

〈時代を視る 1〉岐路に立つ朝米関係/李柄輝

ハノイ・ノーディールの背景と展望 リビア方式の再台頭 ベトナムの首都・ハノイで開催された第2回朝米首脳会談(2月27~28日)は、大方の予想に反して「ノーディール」に終わった。米国は一括妥結のビッグデ…