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〈日本政府の大罪・遺骨は語る 13〉茨城・平和台霊園

日本有数の工業地帯として発展した茨城県日立市。太平洋戦争末期、軍需産業の拠点の一つであった同市は、爆撃、艦砲射撃、焼夷弾攻撃にみまわれた。全市街地の約7割が焦土と化し、壊滅的な打撃を受け、1500人を…

〈日本政府の大罪・遺骨は語る 10〉静岡・清水朝鮮人納骨堂

静岡市清水区北矢部に清水朝鮮人納骨堂がある。清水地域をはじめ各地に強制連行され、あるいは生きる術を求めて日本に来た朝鮮人の遺骨93体が安置されている。名前がわかっているのはわずか26体、それもほとんど…

〈日本政府の大罪・遺骨は語る 9〉愛知・東山霊安殿

名古屋市天白区の市営八事霊園内の東山霊安殿には、「行政機関等から依頼を受けた行旅死亡人等の焼骨」が納骨されている。同胞の遺骨も含まれており、来年2月17日までに申出がない場合、「(10年以上保管してい…

〈日本政府の大罪・遺骨は語る 8〉鹿児島・鹿屋市営緑山墓地

「他民族を弾圧することはまちがっている」-第2次世界大戦中、日本の侵略戦争と強制連行を批判し拘禁された永野力男さん(2003年に他界)が主張した言葉だ(南日本新聞1984年8月11日付)。 福岡県飯塚…

〈日本政府の大罪・遺骨は語る 7〉北海道・光昭寺

1945年7月15日、米軍艦船の艦砲射撃により、日本製鉄輪西製鉄所(現、新日鉄室蘭製鉄所)にいた朝鮮人労働者5人が「犠牲」になった。 そのうち3人の遺骨は今も遺族の手に渡らず、光昭寺(北海道室蘭市)に…

〈日本政府の大罪・遺骨は語る 6〉兵庫・相生東部墓園

1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災は、同胞社会にも甚大な被害と犠牲をもたらし、数百人の同胞の命を奪った。人々が悲しみにくれ、将来に不安を覚えるさなか、「相生平和記念碑」(韓国朝鮮人無縁仏之…

〈日本政府の大罪・遺骨は語る 5〉大阪・統国寺

1990年3月、大阪の統国寺で遺骨返還法要が営まれ、同胞の遺骨2柱が岡山県立倉敷中央高校の生徒たちによって南朝鮮の遺族に届けられた。 同校社会問題研究部の生徒たちは、活動過程で、県内に強制連行され犠牲…

〈日本政府の大罪・遺骨は語る 4〉福岡・日向墓地

福岡県田川郡添田町の日向峠、生茂る雑木林の中の薄暗い場所に小さな石が散在している。一見「ただの石」にしか見えないが、実は炭鉱労働で命を落とした朝鮮人の墓標だ。37基あるとされている。この公営墓地の一角…

〈日本政府の大罪・遺骨は語る 3〉埼玉・金乗院

131人分の遺骨がわずか16個の「箱」に収められている。炭や木片まで混ざっている中身から、管理のずさんさが一目でわかる。 遺骨は、日本に強制連行された後、帰国船の遭難で犠牲となった朝鮮人のものと見られ…

〈日本政府の大罪・遺骨は語る 2〉東京・祐天寺

旧厚生省が1971年、祐天寺(東京都目黒区)に委託し安置されているものと思われていた旧日本海軍軍属の朝鮮人犠牲者の遺骨が偽物で、しかも、A級戦犯が祭られている靖国神社に合祀されていた事実が昨年12月に…

〈日本政府の大罪・遺骨は語る 1〉遺骨問題とは

今年、朝鮮は日本の不法な植民地支配から解放(8月15日)されて60年を迎える。しかし、日本はこの間、侵略の過去を清算しようとしてこなかった。今でも、日本各地には数万人分の朝鮮人犠牲者の遺骨が眠っている…