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〈学美の世界 26〉「希望」を発信する子どもたち/郭栄姫

新型コロナウイルス感染拡大で、日常生活がストップした。 その日々は、世界の国々の様子とともに「日本の姿」を私たちに見せてくれた。 「日本の姿」の中に、同胞社会の日常がある。 その時代、その時々の在日の…

〈学美の世界 23〉子どもたちの表現の力/金洸秀

絵であったり、歌であったり、文字、ダンスなど、何かを表現するという大切なことを子どもたちに伝えていくことに少しプレッシャーがあるが、日々進化していく子どもたちの表現力には毎度のごとく驚かされるものが多…

〈学美の世界 22〉良い作品の向こうには作家の姿が見える/崔誠圭

学校に入ったばかりの1年生の作品は無垢な驚きがあるが、2年生は思考力が高まり無意識と隣り合わせなイメージとの狭間で常に揺らいでいる。週に一度ある図工の時間「無意識の扉」を自由に開ける柔軟さで、難なく心…

〈学美の世界 21〉作品のリアリティーと実感/朴一南

良い作品には、作者のモノの見方や考え方など表現者としての視点を強く感じる。 何かを感じ取り表そうとした時、視覚的表層では無いリアリティーが生まれる。 リアリティーとは実感であり、実感によってリアリティ…

〈学美の世界 20〉作品を物語として読み解く/金誠民

キツネは王子さまにこう言った。 「とても簡単なことだ。ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。いちばんたいせつなことは、目に見えない」(サン=テグジュペリ、「星の王子さま」より) それは学生美術展で…

〈学美の世界 19〉喜び、発見、感動、驚き、探求…/成明美

異国の地で長い足跡をたどってきた在日コリアン。 幾重もの艱難辛苦を乗り越えいつの時代もたくましく生きてきた在日コリアンの〝今〟を一番リアルに伝え感じさせてくれるのは学生美術展を彩る子どもたちの作品では…

〈学美の世界 18〉心をわしづかみにする作品たち/朴蓮淑

2015年度、学美審査会に16年ぶりに復帰しその日に受けた衝撃を今でもはっきり覚えている。作品が変貌していたのだ。活きいきとしカラフルで可愛らしく、ときにたくましく力強い作品、そしてこれは何を描いたの…

〈学美の世界 17〉子どもの変化、成長を感じたい/李英心

児童・生徒たちの作品は、年を経るごとに、作者の素直な気持ちがよりいっそう強く伝わってくるように感じる。児童・生徒たちの素直で素朴な思いが込められた作品に触れると、頬が緩み、心打たれ、深く考えさせられた…