〈学美の世界 36〉子どもたちの想いが詰まる/朴美奥
2021年12月06日 07:54
「緊急事態宣言」や「濃厚接触者」「PCR検査」など、聞きなれない言葉が日常で溢れるようになり、2年足らずの時間が過ぎようとしている。 新型コロナウイルスの猛威は美術界にも影を落とし、展示の中止・延期や…
〈学美の世界 33〉子どもたちの嬉しい「裏切り」/文真希
2021年09月12日 08:00
作品を創作する子どもたちの表情は大人顔負けの真剣さだ。五感で得た喜びや感動を「表現」というアプローチで仕掛け、納得するまで求め抜く。社会で積まれた既成概念でもがいている私たち「大人」は、良かれと思い子…
〈学美の世界 32〉無意識の安心感・同調から芽生える自我/康貞淑
2021年08月02日 08:13
子どもたちの作品に、子ども特有のしるし(印)があると感じた人は多いだろう。 天体、動植物、乗り物、人工物…共通認識として描かれたしるしに、集団生活の心理的同調を垣間見る。しかし、それらがまったく別の意…
〈学美の世界 31〉作品に込められた子どもたちの主張/崔栄梨
2021年07月03日 08:00
タイトルは「僕はシャーペンより鉛筆が良い」(作品1)。私もそうなんですよ、と、声をかけたくなる。 文字がほとんどのこの作品、絵としてどうなのと問われかねないが、書かれた言葉、その繰り返し、2本の手、消…
〈学美の世界 30〉「余計なこと」を教えず自立を促する/玄明淑
2021年06月20日 08:00
大人が統制しやすい画一化された「地図型知性」ではなく、不確実なこの時代を生きる子どもたちが自分の力で、あるいは友たちの力を借りながら、「ヘッドライト型知性」で生き抜くための教育が求められている。それは…
〈学美の世界 29〉子どもの造形力に憧れる/金順玉
2021年05月23日 08:00
作品から漂う愛着心について3つの作品を紹介する。
〈学美の世界 28〉子どもの造形力に憧れる/姜泰成
2021年04月04日 07:30
子どもの体感が画面いっぱいに表された作品だ(作品1)。 入り口のドアを開けると薄暗い空間が静かにせざるを得ない印象を演出する。 閉ざされた空間の特異な空調を肌に感じる。足元だけ照らされたライトは子ども…
〈学美の世界 27〉不確かなものを「像」に/李民花
2021年03月07日 08:00
不確かなものがあふれる世界で、何を信じればいいのか困惑する人が多い。不確かなものは不安や恐怖につながり、人は誰かにすがり、大事な決断を他者にゆだねてしまう。そんな混沌を極めるこの世界で今、想像力が必要…