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「拠り所」となる場目指し/性差別撤廃部会「全国交流会」

9日から10日にかけて静岡県熱海市で開催された「だれいき全国交流会」(主催=在日本朝鮮人人権協会性差別撤廃部会)。3年ぶりとなる対面形式の交流会で、参加者らはこれまでの活動で得た経験や問題意識などを共…

〈だれもがいきいきと生きられる社会のために 11〉「民族×性」にもとづく差別をなくすために

本記事は、在日朝鮮人女性へのヘイトスピーチの引用を含みます。 前回の記事では、在日朝鮮人の性的マイノリティーや在日朝鮮人女性が、朝鮮人に対する「民族」に基づく差別だけでなく、性的マイノリティーや女性に…

〈だれもがいきいきと生きられる社会のために 10〉「民族×性」に基づく差別を考えよう

前回は、在日本朝鮮人人権協会の性差別撤廃部会が実施した「在日同胞のジェンダー意識に関するアンケート」に基づいて、在日朝鮮人のジェンダー規範のあり方を分析してみました。同アンケートからは、在日朝鮮人の若…

〈だれもがいきいきと生きられる社会のために 9〉「女らしさ」「男らしさ」と在日朝鮮人社会

前回は、DVとは何か(親しいパートナー間での支配/被支配関係)について改めて確認したうえで、たとえば「女性は男性の決めたことに黙って笑顔で従うべきだ」「家事・育児・介護は男性ではなく女性の仕事だ」など…

〈だれもがいきいきと生きられる社会のために 8〉「女らしさ」「男らしさ」とDV

前回は、職場でお茶くみやコップ洗いをさせられたり、女のくせに勉強してどうする、早く嫁に行けと言われたり、「女みたい」と言われたりした在日朝鮮人のセクシュアル・ハラスメント(セクハラ)被害経験をご紹介し…

〈だれもがいきいきと生きられる社会のために 7〉「女らしさ」「男らしさ」とハラスメント

前回は、私たちの多くが、異性愛だけが「正常」でありその他の性的指向のあり方は「異常」であるといった、性的指向の間に優劣をつける不当で差別的な思考を刷り込まれる環境に幼い頃から置かれていることについて述…

〈だれもがいきいきと生きられる社会のために 6〉異性愛だけを前提としない価値観へ

前回は、性自認と身体の性別が一致していることだけを前提としている線引きの例として「学校制服」について考えました。特に性別違和を持つ子どもにとっては、性自認に一致しない制服は着ることはとても大きなストレ…

〈だれもがいきいきと生きられる社会のために 5〉子どもの希望を尊重した学校づくりへ

前回は「在日同胞のジェンダー意識に関するアンケート調査」(2014年)への回答や、朝鮮学校生徒たちの経験、在日朝鮮人トランスジェンダー女性の経験から、朝鮮学校をはじめとする在日朝鮮人社会の内部において…

〈だれもがいきいきと生きられる社会のために 4〉私たちの中の「正常/異常」のまなざし

性的指向・性自認に基づく法制度上の差別 前回は、人にはなかなか言いづらいけれど、実は私たちの性のあり方がとても多様であることについて、私が実際に出会ったり聞いたりした人たちの話を通じて述べました。そし…

〈だれもがいきいきと生きられる社会のために 3〉はじめから多様な私たちの性

私たちの豊かな性 前回は、人の性のあり方をつくる4つの要素((1)性自認、(2)身体の性別、(3)性表現、(4)性的指向)と、これら4つの要素がそれぞれ独立していることについて確認し、このことが理解で…

〈だれもがいきいきと生きられる社会のために 2〉「女性」ってだれだろう

「女性」とは? 前回は、「民族」と「性」の両方にまつわる在日朝鮮人女性の生きづらさについて触れました。 ここで考えてみたいと思います。 「女性」とは、だれのことを指すのでしょうか?

〈だれもがいきいきと生きられる社会のために 1〉民族と性を見つめて

吉元玉さんの言葉 「過去をすべて覚えていたら、きっと生きていられなかったと思います。しかし、ときに当時のことが思い出されると、気がおかしくなりそうです。どれほど忘れようとしても、日本の軍人たちにされた…